出版社内容情報
戦争の終わりとともに、「私」は覚醒する――<文学>の新たな始まりを告げる書き下ろし長編!
【著者紹介】
純文学作家。近著に『千日の瑠璃 究極版 上下』、『白鯨物語』(原作=ハーマン・メルヴィル)、『我、涙してうずくまり』他多数。2013年「丸山健二文学賞」を設立。
内容説明
戦争の終わりとともに、「私」は目覚める悪は在るのか?正義は在るのか?丸山健二により進化する「文学」―。驚愕の書き下ろし長編小説!
著者等紹介
丸山健二[マルヤマケンジ]
純文学作家。2013年、「丸山健二文学賞」設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mame_maki
3
『進化した文学』は私には無理なようだ。ちっとも頭に入ってこなかった(ToT)しかし、負けずに下巻も頑張るぞ!2014/05/25
nekono hirune
0
ツバメの卵がかえった凄いな「トリカブトの花が咲く頃 上」読了。第二次大戦終了したひ。ひっそりと眠っていた草原が語り始めた、叙事詩、あるいはツイッター。長編詩かと思うが、ただ句読点のところ改行してあるだけだった。卵から雛が出てる感動の前に、この変化は弱いよ丸山さん2014/07/10
ふくさん
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年に一冊のペースで発刊される丸山文学、メルヴィルの「白鯨」リメイク版にも驚かされましたが待望の新刊です。上刊読了後の印象はとんでもない傑作の予感。いざ下巻へ。2014/07/18
うさうさありす
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だいぶ前に読んだ多和田葉子さんの全く句読点のない小説以来の斬新な表現方法。もしかすると著者には何らか意図する法則があるのかも知れませんが、短い詩のような文章が不規則に羅列している表記法は、本の分厚さを感じさせないほど、リズムを奏でるようにスラスラと読み進む事ができます。ただ、悲しいかな、私の解読力のなさもあるのでしょうが、全く物語が頭に入って来ませんでした。ん〜、このまま下巻を読むのはちょっとキツイかな。2014/06/20