1964年の東京オリンピック―「世紀の祭典」はいかに書かれ、語られたか

個数:

1964年の東京オリンピック―「世紀の祭典」はいかに書かれ、語られたか

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 213p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309022536
  • NDC分類 780.69
  • Cコード C0093

出版社内容情報

作家たちの当時の観戦記、対談:市川崑×沢木耕太郎、座談会:大宅壮一×司馬遼太郎×三島由紀夫、亀倉雄策ポスター、星新一短編……

【著者紹介】
1958年、東京都生まれ。国文学者・民俗学者。東京学芸大学教授。著書に『文豪たちの関東大震災体験記』『図説 遠野物語の世界』『図説 古事記』『図説 源氏物語』『遠野物語の誕生』など。

内容説明

名文の数々でいま甦る―あの祭典とは何だったのか?座談会・大宅壮一×司馬遼太郎×三島由紀夫。対談・市川崑×沢木耕太郎。ポスター・亀倉雄策。短編・星新一。

目次

1 開会式(東洋と西洋を結ぶ火(三島由紀夫)
開会式に思う(石川達三) ほか)
オリンピックまで(ローマから東京へ(井上靖)
江分利満氏のオリンピック論(山口瞳) ほか)
2 観戦記(ボクシング―競技初日の風景(三島由紀夫)
重量あげ―天にらむ一瞬(柴田錬三郎) ほか)
オリンピックのさなか(男子選手村の風景(阿川弘之)
禁男の園・女子選手村(曾野綾子) ほか)
3 閉会式(「別れもたのし」の祭典(三島由紀夫)
聖火消えず移りゆくのみ(石原慎太郎) ほか)
祭りのあと(祭のあと(遠藤周作)
一人の不正直な銀行家(小田実) ほか)

著者等紹介

石井正己[イシイマサミ]
1958~国文学者・民俗学者。東京学芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Urmnaf

9
前回の東京五輪の時には、観戦記などたくさんの文章が書かれたが、その中からの選りすぐりを集めた本。ズラリと並んだ著者名を見ての通り、著者も選りすぐり。どちらかというと斜に構えた文が多いのは、あえてそういうものを選んだのか、良かった良かっただと面白味に欠けたのか。競技自体は良いとして、莫大な経費は必要かといった批判的言説は今に通じる。コロナ禍で、これほどにIOCへの信頼が失われるとは思ってなかっただろうけど。「オリンピックは、やってみてよかったようだ。〜ただし二度やるのはバカだ。」半世紀前に言われてたw2021/05/18

makimakimasa

9
「筆のオリンピック」とも呼ばれた1964五輪の、当時の新聞雑誌に掲載された、有名作家達による評論及び観戦記etc。三島由紀夫の文章をほぼ初めて読んだけど、他とは一線を画す洞察、感性、含蓄が伺えた。個人的には、後年に沢木耕太郎が市川崑にインタビューした対談記事が最も読み応えあった。また印象的だったのが、地味になりがちな閉会式のエピソード。戦い終わって解放感溢れる選手達の思わぬ無秩序振りに、各人が好意的な反応を示している。50年以上昔の日本の熱狂、時に皮肉、そして祭りの後の虚脱感、そんな空気を今に伝える一冊。2019/08/07

よし

7
作家達のオリンピック感戦記。心にしみたエッセイをあげる。第一は、杉本苑子「あすの祈念」たまたま、NHK野正月番組で取りあげられていた。同じ神宮の森で、学徒出陣との対比。雨と快晴。戦争と平和。大江健三郎「原爆の子はひた走る」有吉佐和子「魔女は勝った」安岡章太郎「男子百メートル走 不動の美しさ」小林秀雄「オリンピックのテレビ」大宅壮一、司馬遼太郎、三島由紀夫の対談「敗者復活五輪大会」、市川崑、沢木耕太郎対談「」「映画とオリンピック」はとくによかった。名文もまた、映像とは別の感動を呼び起こす。図書館本が痛い。2020/01/05

やまとさくら

7
【特派記者】としての、作家さんの観戦記。興味深く読みました。開会式から競技、閉会式へと疑似体験。。本文では【オリンピック疲れ】。。読後は1964オリンピックロス、な感じです◎当時から20年前、出兵してゆく学徒兵を見送った競技場。戦中戦後の日章旗への嫌な思いが塗り替えられた◎下水道が二割。松本清張氏は終始否定的◎英語での疑問文からYES・NOの解釈の違い◎私の一番は、三島由紀夫氏の男子1500メートル自由形。氏のを拾って二度読み~◎最終の メダリストの大会後。。2019/06/29

ちゅーとろ

4
著名作家たち(大江健三郎、三島由紀夫、松本清張、安岡章太郎、他)の半世紀前東京オリンピック当時の新聞・雑誌コラム集。今回とは全く違う状況にもかかわれず、当時も開催前から賛否両論あったとは。しかし、開会式・各競技・記録映画などに対する驚き・感動・不満などコメントが興味深い、我々大衆も同じように見ていたのだろう。東洋の魔女に全国民が単純感動したなんてことじゃなく、日本が世界に再挑戦する様々な趣がある。今回は反国民・西洋の犬・反オリンピック精神を体現する大会だったが、さて、将来の日本人はこれをどう見るだろうか?2021/08/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7858857
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。