たしなみについて

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  • サイズ B40判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309022086
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

白洲正子のあまり知られない初期傑作の新書化。毅然として生きていく上で、今の老若男女にも有益な叡智がさりげなくちりばめられる。

【著者紹介】
1910(明治43)年、東京生れ。実家は薩摩出身の樺山伯爵家。学習院女子部初等科卒業後、渡米。ハートリッジ・スクールを卒業して帰国。翌1929年、白洲次郎と結婚。1964年『能面』で、1972年『かくれ里』で、読売文学賞を受賞。他に『お能の見方』『明恵上人』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』『西行』『いまなぜ青山二郎なのか』『白洲正子自伝』など多数の著作がある。

内容説明

ひととして身につけておきたい57の心がまえ、人生の本質。正子流、生き方のヒント。

目次

たしなみについて
新しい女性の為に
智慧というもの
進歩ということ
お祈り
創造の意味

著者等紹介

白洲正子[シラスマサコ]
1910年、東京生まれ。評論家、随筆家。日本の古典・芸能・工芸などの研究家。薩摩藩の海軍大将・樺山資紀、川村純義の孫。幼時より梅若宗家で能を習う。十四歳で米国留学、1928年帰国。翌年、英字新聞記者だった白洲次郎と結婚。43年『お能』を処女出版。河上徹太郎、青山二郎、小林秀雄らを知り、審美眼と骨董、文章を修業。1962年『能面』で、72年には『かくれ里』で読売文学賞を受賞。98年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

63
「たしなみ」というのが私は「こころがけとか節度」みたいなものととらえていましたが、期待したのとは全く違う内容でした。高飛車なもの言いが目について、調べてみたらばこの本は1948年に37歳の白洲正子さんが書かれたものを旧字、旧仮名遣いを現代のものに変えて2013年に発行されたものでした。内容に深みが無くちょっとがっかり。2014/05/23

これでいいのだ@ヘタレ女王

15
これだけ簡潔な文章で真理をついていて表現できるなんて流石だな、、、と屈伏です。家柄の良さに安穏と居座ることなく様々なジャンル、自分の美意識に正直に探求して行った多才な人なんだと改めて認識。次郎との終のすみか武相荘にも行ったが華美では無いが洗練された物しか無い和洋折衷の住まいと庭もセンスの良さが伺えたっけ2014/03/16

akarick777

13
この本は正座して読まないといけないかなと思っていた。でも、いざ読み始めたら、そこにいたのはチャーミングで、表情豊かで、一本筋の通った女性だった。"悪に徹するということは、真の善人になるのと同じ"この言葉を本当の意味でわかりたい。2021/05/25

ミルチ

8
初版こそ2013年だかもとは1942年に刊行されたもの。随分昔の話なので、作品中に「今時は…」といわれても、すっかり時代が変わってしまってるのでちょっと…と思う事も多々あったけれどそれは仕方ない。30代後半ですでにこういった哲学を身につけていた白州正子氏はすごいと思う。個人的には清少納言や定子の話、西行の話、蘭の話などとても面白かった。良かった。2017/07/30

twinsun

7
お許しくださいと言っても許してくれず叱咤看破され続ける。唾棄されることなく本で読めるのがありがたいが、お会いしたらとても素敵な方なのだろう。“先ず人を愛するところから出発した人でないかぎり、あるいは出直さないかぎり、物の側からのみ眺めていたのでは、ほんとうの美術家でも芸術家でもないと言いたい”などの言葉、農夫によせる共感などには、形や時間に敬意を払いつつも飾り物でないほんものの人に対する暖かさを求め続けていた著者の生き様を読み取ることができた。かぐや姫や中宮定子に関する考察はとても面白かった。 2022/10/14

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