内容説明
死は生の終わりではない、始まりなのだ。死者たちは、私たちの記憶の森のなかでどのように生きつづけるのか。世界各地で出会った異界からの風、死者の声…宗教人類学者による鎮魂・癒しのエッセイ。
目次
死者のクニの消滅
風の声
水の秘儀
母の胎
ヤコブの井戸
透明な影
水の匂い
白桃
記憶と忘却
腕章と拳銃〔ほか〕
著者等紹介
山形孝夫[ヤマガタタカオ]
1932年、仙台に生まれる。東北大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。同大学院博士課程満期退学。専攻、宗教人類学。現在、宮城学院女子大学名誉教授。著書に『砂漠の修道院』(平凡社ライブラリー、日本エッセイストクラブ賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。