内容説明
伝説の名エッセイ、『続・私の部屋のポプリ』30年ぶりに復刻。「この本もまた、あなたの心を明るく引き上げ、新しい夢を描くきっかけとなりますように」。
目次
春のポプリ(異国から一人旅して来た小箱;カタログの楽しさ ほか)
夏のポプリ(夏の星座;本当に大切な物 ほか)
秋のポプリ(グーズベリーハウスに秋が来て;クレーの画集をみつめて ほか)
冬のポプリ(雪を待ちながら;いろいろな愛のかたち ほか)
著者等紹介
熊井明子[クマイアキコ]
長野県松本市生まれ。信州大学教育学部(松本)修了。映画監督熊井啓と結婚。執筆のかたわら長年ポプリの研究を続け、ハーブにも造詣が深い。1999年、『シェイクスピアの香り』をはじめとする著作活動に対し、第7回山本安英賞を贈られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まど
16
身も心も凍るような寒い日に、陽だまりでまどろむようにこの本を一気読み。「さあ、明日から楽しんで過ごそう」という気分になれました。2011/01/31
樹
7
日常の中のたくさんの幸せを、真珠の粒のように集めたエッセイです。彼女のエッセイを読んでいると、とても幸せな気分になります。三十年の時を経て復刊してくれたことに、ただただ感謝。2012/04/02
rin
6
★★★★…眠る前に2つ、3つずつのんびりと読み進めてやっと読了。前作に続き、読んでいると心が洗われるような、血が巡るようなエッセイ。短い文章の中でハッとしたり、ホロリとしたり、ニッコリしたり…私ももっと日々を楽しみたい。2017/04/20
なー
5
季節によって、好きな香りがあります。新鮮なお花の香り、果物の香り、お寺のお香の香り、野原の香り、雨が降る前の香り、温かい陽だまりの香り、乾いた花びらの香り、石油ストーブの香り、祖父母宅や実家の懐かしい香り、古本屋さん独特の香り…。そんな季節ごとの様々な香りが頁をめくるごとに立ち昇ってくるような熊井明子さんのエッセイ集は苛々した時に読むと心が凪ぐ特効薬です。「ネジバナは神さまのお道具箱からこぼれたネジ。喧嘩した恋人たちの心を修理するのにぴったりです」なんて、ここ数ヶ月考えた事なかったなあ。2023/07/30
Maiラピ
5
琴線なりっぱなし。心地よい文章に魅了。『伝説の名エッセイ、30年ぶりに復刻!!』え~これって30年も前のエッセイなんだ。良いものって色あせないんだ。陳腐な言葉だけど久々に「心がときめきました♪」凛とした気品と知性あふれ、しかも暖かいエッセイ。一つのエッセイに一つ挿入されてる高柳佐知子さんのイラストもぴったり。本書によりあの1Q84の『猫の町』は萩原朔太郎の散文詩『猫町』に因るものと知る。2010/11/10
-
- 和書
- 証券六法 〈令和6年版〉




