内容説明
時空を超えて躍動する作品世界の全貌と、33年で燃え尽きた“狼疾の人”の生涯を描ききる決定版評伝。
目次
「先生」の子
転校生の“狼疾”
植民地朝鮮
植民地の「虎」
大連とハルビン
北方彷徨
斗南先生、中国を論ず
小笠原行
外人墓地にて
他びとならぬこのわれの歌
天狼没す
結婚まで
「古譚」の世界
「西遊記」の世界
師と弟子
トンちゃん、南の島を行く
ツンタラの光と影
「南島譚」の世界
「李陵」の世界
著者等紹介
川村湊[カワムラミナト]
1951年、北海道生まれ。文芸評論家。法政大学国際文化学部教授。著書に、『牛頭天王と蘇民将来伝説』(作品社、読売文学賞)、『補陀落』(作品社、伊藤整文学賞)、『南洋・樺太の日本文学』(筑摩書房、平林たい子賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いのふみ
2
生涯を広く浚ってある。日本近代文学史上、孤高の、一奇跡である作家。2021/06/15
綾
1
中島を教科書以外に読んだことのある読者にとっては良い本とは言えない。伝記のような、作品梗概と時代背景紹介のような、作者が伝達するメッセージは量的に少なくないが質的には欠けてる。2014/09/07
すがし
0
最悪の本。中島を単に自分の思想を説明する道具としか扱っていない。まったく読む価値なし。ただし中島の足跡を辿る資料としては有用2009/08/17
takao
0
ふむ2025/05/06