内容説明
あなたには、この瞬間を分かち合う相手が、確かに存在する―四十代の恋愛、家族とのおだやかな時間、日々のときめき…。大人の恋のぬくもりを鮮やかに描く、充実の最新エッセイ61篇。
目次
プロローグ 宇宙の片隅で結ぶ約束
1 “日々”に恋して
2 “家族”に恋して
3 “食”に恋して
4 “北の地”に恋して
5 “旅”に恋して
著者等紹介
谷村志穂[タニムラシホ]
1962年、北海道生まれ。北海道大学農学部にて動物生態学を専攻。90年、『結婚しないかもしれない症候群』がベストセラーとなり、女性たちの支持を集める。2003年、『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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野のこ
42
日々に、家族に、食に、北に、恋をする一つ一つが短いエッセイ。娘さんや旦那さん、飼い猫といとおしく思う愛情感じるエピソード。母の優しさはほかほかあったかい気持ちになりました。ただ「ききりんご」のようにユニークかと思ってたのでやや拍子抜け。「突然ジャネットジャクソンを大音量で踊りながら粉をこね、ドーナッツを揚げる」みたいなのがもっとあるのかと思ってました? でもこれはこれでよかったです。道民出身じゃないけど、私も鮭にごはんトップ3に入る好きさ!2017/12/13
cithara
7
著者の本はもう読むまいと思っていた。小説は決定的に私とは合わないから。でもこのエッセイ集はなんかいい感じ。谷村さんが一回り年下の男性と結婚していたこと、小さな娘さんがいること、そして学生時代森鴎外のお孫さんの講座を受けたことを知る。著者の言う通り「北海道は豊かなお菓子の風景に恵まれている地」だと思う。私がまず思いつくのが「白い恋人。」太田紫織さんの「櫻子さん」シリーズにも北海道のミニグルメ情報が載っていたなあ。私も実際北海道でイクラ丼を食べたことがある。海産物は苦手だったのにペロリと平らげてしまった。2017/07/30
さんつきくん
4
過去に新聞や雑誌に掲載されたものを集めたエッセイ集。10数年前に書かれたもの。小説の舞台裏や著者の思いなどが、うかがえて興味深い。谷村志穂の作品は重い内容の作品を読んだ後に読むと、やすらいだ気持ちになれる。まるで、喫茶店で一息ついているかのようなやすらぎ。このエッセイ集もしかり。30代後半で一回り下の旦那さんと結婚し、娘さんをもうける。旦那さんより娘さんが登場する回数が多い(当たり前かもしれないが)。北海道出身と言う事もあって、北海道の話も多かった。実体験、食べ物や風景などが想像できてこちらも恋してしまう2020/09/06
mori
3
エッセイそのものは面白いのだけれど、一回り年下の夫と子ども、友達との海外旅行、、、、共感しにくいなあ😅 結婚しないかもしれない症候群の印象が強いのかも。2019/05/07
kyoko
2
谷村さんの小説は好きで幾つか読んでいますが、エッセイは初めてでした。<日々><家族><食><北の地><旅>5つの恋するものの話をあれこれ。いろいろな雑誌などに載せたものを集約したもののようですが谷村さんの日常が覗けてファンとしては楽しかった(^^)2009/12/08
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