内容説明
元陸軍二等兵の倉田洋二は、パラオで米軍に敗れ、玉砕を生きのびた後、帰国する。しかしその後、パラオで暮らすことを選び、再びその地に帰ってきた。なにが彼を呼び寄せたのか―。倉田と、同じような運命を生きた元兵士たちを通してみた、極限の戦闘の実際と、その後の逃亡生活を追ったノンフィクション。
目次
第1章 パラオ共和国
第2章 ガダルカナルに出兵
第3章 連合艦隊はどこに消えた
第4章 現地召集
第5章 アンガウル島玉砕
第6章 ペリリュー戦争
第7章 逃亡生活
第8章 玉砕は続いた
第9章 奇跡の生還
第10章 倉田洋二の戦後
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年仙台市生まれ。岩手県立一関第一高校から東北大学文学部に進み、2002年に日本大学大学院総合社会情報研究科を修了。福島民報記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て文筆業に転じ、幕末維新史、日本近現代史をテーマに執筆する。福島民報出版文化賞、NHK東北ふるさと賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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