本の気つけ薬

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309018003
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

司馬遼太郎『坂の上の雲』の全登場人物が何人か、数えたことはありますか。あらゆる本への愛があふれるエッセイ集。本は百薬の長。効果覿面。

目次

1 本を売る(二十一世紀文庫;前世紀のモミジ;まんだらけ ほか)
2 書店浴(書店浴;古本界は現在;読みつつ書く ほか)
3 父の読者(鰯が生む物語―長辻象平『元禄いわし侍』;出世がどうした―飯塚訓『吼える駐在』;本の気つけ薬―呉智英『言葉の常備薬』 ほか)

著者等紹介

出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県生まれ。作家、古書店主。1973年より古書店「芳雅堂」を営むかたわら文筆生活に入る。92年、『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞を、翌年、『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

seimiya

8
本にまつわるエッセイがたくさんつまっていて面白かった。著者は古書店を経営していたこともあるということで、本への愛情に満ちた文章が綴られている。「若い時にしか読めない本」すなわち大長篇小説に挑戦したくなる。特に司馬遼太郎作品は本書でもいくつか紹介されているので気になった。どんなに読書好きでも、10巻20巻に及ぶ作品を読み切るには根気と体力が必要。日本人に生まれたからには、日本人の大作を1つぐらいは読破してみたい。2014/11/03

黒木美波

3
・子供には本を読むことを勧めるのではなく、本を自分で買いに行くことを勧める。 ・書店で散歩する=書店浴2019/10/28

algon

3
古本屋としてのスタンスで書かれたエッセイ。(と言ってもこの著者のものはみんなそうだった)ごくごく短い掌編ばかりで少し骨があった方が良かったけどお気楽に読み通せた。しかしその中で「雲ながるる果てに」だけはウッと息の詰まる思いのする秀編だった。わずか7ページのこのエッセイを読めてとても良かったと思う。2018/10/21

Mazza

2
読んでみたい本が増えた。2016/02/04

ちいくま

1
この世界、大好きだー 本って、手触りや重さや匂いまでもを含めて物語を創り出すものだから。でも、どんなに憧れても、自分の家には蔵書を溜め込めない、悲しい矛盾。2014/01/23

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