内容説明
大戦下、南洋ジャワで日本軍に抑留された天才ピアニストと、彼女の音楽に心を動かされた日本人たち。敵同士のはずの彼らの出会いが、戦場に新たな音楽を生んだ―。音楽が紡いだ真実の物語。
目次
地下室の尋問
ハンガリーの奔馬
桜の国
最後の楽園
治部隊
ニロム放送局
ハ短調協奏曲
慈善演奏会
生き地獄
ピアノ
抑留所長
鳩の家
モーツァルトふたたび
著者等紹介
多胡吉郎[タゴキチロウ]
1956年、東京都生まれ。東京大学卒。1980年、NHKに入局。ディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。1999年、ロンドンに派遣され、2002年に独立。英国に留まって、文筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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