内容説明
愛猫アブサンの命日に、隣家のネコがとった不思議な行動とは?鮨、そば、米、そして女の因果関係とは?日常が鮮やかなドラマに変わる極上のエッセイ。
目次
1 頭の中のメリーゴーランド(頭の中のメリーゴーランド;大阪の風邪と東京のくしゃみ ほか)
2 カレーという名レスラー(飯炊き男;カレーという名レスラー ほか)
3 旅を道づれ(旅を道づれ;暮れと正月の贅沢な記憶 ほか)
4 スーパースターの条件(格闘技・スーパースターの条件;さまよえる大相撲 ほか)
5 ネコのダイエット(アブサンの命日;ネコのダイエット ほか)
著者等紹介
村松友視[ムラマツトモミ]
1940年、東京に生まれる。慶応大学文学部哲学科卒業。出版社勤務を経て、文筆活動に入る。1982年、『時代屋の女房』で第八七回直木賞、97年、『鎌倉のおばさん』で第二五回泉鏡花文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むつこ
28
エッセイ集。猫の話は少ないけれど、奥様の話が面白い。転んで顔をケガをするとDV被害と思われハラハラする夫に対し堂々と(気にしないで)外出するオバチャンらしさがほほえましかった。2021/03/04
myaown
2
ネコのダイエットが出て来る迄がにゃがい...。大相撲を"芸能"の視点から眺めたことがなかったのでソコが面白かった。今の琴欧州をどう思っているのか?を是非聞いてみたい、と、思った。2013/05/02
ぴぃ
1
短編エッセイ集、タイトルは「ネコのダイエット」だけど、猫の話は最後の数編だけ。2018/12/06