内容説明
時給850円(交通費なし)。こんな仕事を続けてていいのかニャー。労働&日々の汗を描く、タフなプロレタリア文学。
著者等紹介
宮崎誉子[ミヤザキタカコ]
1972年、千葉県生まれ。98年「世界の終わり」で第三回リトルモア・ストリートノベル大賞受賞。2004年「POPザウルス(A面)」で第三〇回川端康成文学賞の候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Maybe 8lue
42
ボリスヴィアンの方を予約したつもりがコッチだった、あちゃー。コーヒーチェリーがリアリティないか?「また今日も何かしら注意されるのかと思うと胃が痛い」とか。「高卒がいるからあんたの富士山より高いプライドがみたされてるくせに」を言っちゃうのはやっぱ小説か。ところでこの「」だらけの文章ってどうよ?いやー字が詰まってないからスグ読めるんだけどさっ。気を抜くと誰が誰を、そいつが男か女かもわかんなくなっちゃうような文体なわけ。ここまで読んでイライラした人いる?その7倍はイライラするからね!やめときな☆でも私はスキよ♪2014/10/21
たぬ
14
☆3 宮崎氏5冊目、5編収録。主人公たちはそれぞれ靴屋、本屋、コーヒー&輸入菓子店、印刷屋、靴屋で働いている。にしてもほぼ全員がアッパー状態なんだけど…? 業務連絡で「わからニャいな~」?? 自分も躁状態の時じゃないとくたびれるわ。「コーヒー・チェリー」の高田さんは確実に労基に訴えられるパワハラ案件。学歴で業務内容差別はダメでしょ~。2020/08/26
りちゃ
6
最後まで何とか読んだものの…。さっぱりわからん。会話主体なのだが、誰がしゃべっている?どんな場面?わからん。その会話も、何が言いたいのか…わからん。2015/10/28
あっこ
5
ジャケ借り。とくになにも考えないで手にとった。。。のが間違いでしたぁ。。。あたしの読解力では全然理解できませんでした。。。あとがきに『嘘もリアルも妄想もゴチャマゼにして…』って書いてありましたが、その通りっ!何回か読めば少しずつわかってくるのかも。2014/03/13
虫尾
5
会話と脳内独白(しかもそのへんかなり混乱)で進められる 「働くひと」 の掌編集。 正直ストーリーは語るに足らないものだが、この作者の選ぶ言葉には、プラスサムシングの気配漂う。 それが気配だけにとどまっているのが作者の未熟なのか個性なのか、この一冊だけでは判断しかねる。2010/11/28