「喪」を生きぬく

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309016979
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

息子との突然の別れから、新聞記者の“死へのドキュメント”まで―。最愛の人の死。それを受け入れた先に20の物語がある。

目次

奈比さん(18)の母・佐野千代さん
真至君(3)の母・神竹礼子さん
祐美代さん(53)の夫・木村喜久雄さん
容子さん(62)の夫・小林伸一さん
康夫さん(60)の妻・山本友子さん
早苗さん(38)の夫・高塩秀雄さん
照男さん(38)の娘・郁子さん
めぐみさん(33)の母・小田弘子さん
澄子さん(58)の夫・佐藤匡男さん
信子さん(72)の夫・佐藤武英さん〔ほか〕

著者等紹介

石村博子[イシムラヒロコ]
1951年北海道生まれ。ノンフィクション作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuko

6
<大切な人を亡くした苦しみや悲しみは、決して乗り越えられるものではありません。息子との突然の別れから、新聞記者の「死へのドキュメント」まで、最愛の人の死を受け入れた20の物語。> 2005年 別れは人それぞれ。喪も人それぞれ。 喪を生きることは、故人と関わり続けること。 彼女だったらどうしただろう。彼が生きていたらなんと言っただろうか。 励まされたり、指針を与えられたり、時には叱責されることもあるかもしれない。 喪を生きるとは、共に生きていくこと。 語りかけながら自分自身を生きていくこと、かな。 2018/08/08

読書国の仮住まい

3
著者初読み。 大切な人を亡くした人たち20人へのインタビュー集。 静かに穏やかにたじろぐことなく語ったのだと。 それはわかってもらうためではなく、もう一度それまでの日々を自分の深い部分で見つめ直す作業のようであったという。 愛する人を亡くすことは自分自身のどこかが死ぬこと。 その苦しみや悲しみは乗り越えるものではない。 むしろその必要もない。 死者と繋がりながら生きていく奥深さ。 語られた物語の背後にある物語が響き合うとき、孤独ではなくなる。 1人だけ不倫関係なのが少し…。 奥さんの心情も聞いて欲しい。2023/10/04

takao

1
ふむ2024/10/09

sattin

0
家族の死関係の今まで読んだ本では一番読みたかった内容に近かった。学問的にどうというより、実例をいろいろ知りたかったと言うことに気づいた。色んな死の後の形に慰められた2022/11/01

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