内容説明
同じ夢を追いかけた女たち五人の愛と性。純粋で透明なエロスを漂わせる。「雀」を軸に、彼女たちがパワフルに生きる姿を描いた感動の長篇大作。
著者等紹介
谷村志穂[タニムラシホ]
1962年、北海道生まれ。北海道大学農学部にて動物生態学を専攻。90年、『結婚しないかもしれない症候群』がベストセラーとなり、女性たちの支持を集める。03年、『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
12
あなたの恋人は、砂漠の砂の上に一緒に立っていられる相手ですか? 同じ夢を追いかけた女5人の愛と性。純粋で透明なエロスを漂わせる「雀」を軸に、彼女たちがパワフルに生きる姿を描く。日経新聞のWeb連載を単行本化。2008/10/26
しーやん
6
金も心も身体も、全てを男性に委ねてるような生き方にイライラし半分で終了。ふわふわしててお気楽な生活( ´△`)2018/08/21
さんつきくん
6
本能的な女性が主人公で、2人の男性とほとんどの時間、身体を重ねている。契りの描写が多いけど、不思議といやらしさを感じなかったのは、作者が女性だからか。優柔不断というか、とにかく回り道が多く、男性関係に関して決められない。淡々と書かれているが、回りくどさは不思議と感じなかった。読んでてLa'cryma christiが聴きたくなった。学生時代の友人5人の物語でもあり、それぞれが恋をし、あるものは待ち続け、あるものは不倫に走り、あるものは疲れ自殺未遂をする。砂漠に花を植えましょう。2017/12/14
kuri
4
雀を理解できない。嫌いというより、いい大人なんだからもっと自分の足元見なさいよ、という感じ。2011/08/18
kyoko
3
主人公の雀の生き方には最初、嫌悪感を抱いたけれど、そこには嫌らしい計算とかはなくある意味、純粋さを感じた。ほかの4人の女友達の生き方も結構、個性的だったなぁ~。自分の周りには居ないタイプばかりで都会にはこういう女性たちも多いのかな?なんてちょっと思いながら・・・でも結構、面白かった。2010/06/15