内容説明
昭和の歌を育んだ人たち。歌の世界に翻弄されるアーティストたち。音楽プロデューサーとして、時代に寄り添いながらレコード業界の表と裏を見つめてきた著者が今、エッセイストとして昭和後期のもう一つの歴史を鮮やかに描き出す。「夢織り人」たちの貴重なエピソードの数々から、「あの時代」がみずみずしく蘇る。
目次
プロローグ 新橋・烏森界隈
第1章 1960年代(東拓ビルの最後の住人たち;クラウン騒動の顛末;それは、ソニーとCBSレコードの握手から始まった ほか)
第2章 1970年代(ニューミュージック時代の落とし物;渡辺プロダクションと伊東ゆかりの独立;ぴんからトリオにすがって泣いた経営者たち ほか)
第3章 1980年代(ゴダイゴと角川映画;CMソングとナンシー・ウィルソンの恐怖;アメリカに挑戦した日本のハード・ロック ほか)
エピローグ 1990年代と旅の終わり
著者等紹介
飯塚恒雄[イイズカツネオ]
日本コロムビアの音楽ディレクター、プロデューサーとして「フランシーヌの場合」「白い色は恋人の色」、角川映画『野性の証明』主題歌「戦士の休息」、『復活の日』主題歌「ユー・アー・ラヴ」などを担当。LAの黒人女性コーラス・グループA.S.A.P.(As Soon As Possible)を発掘して逆カヴァー・ブームのきっかけを作る。その他エグゼクティブ・プロデューサーとして財津和夫、ラウドネス、ザ・イエロー・モンキーなど多数のアーティストを担当。日本エッセイスト・クラブ会員
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