内容説明
本の書きかた、書けるまで、作家の収入、税務処理、そして新人賞を確実に受賞する方法等々、作家生活の真実がここにある!全国の作家志望者必読の書。
目次
第1章 本の書きかた、書けるまで(何はともあれまず打ち合わせ;書くのはひとりでも作るのはひとりじゃない―本ができるまで;作るのはみんなでも責任は一人でとる―本ができてから ほか)
第2章 転職先としての小説家(小説家の就業資格―学歴不問・性別不問;小説家の収入―いくらぐらいでどうやって入ってくるか;小説家の税務―領収書は忘れずに ほか)
第3章 小説家のなりかた(小説家志望者と小説家になろうとする人は別物;小説外執筆環境を整えなさい;取って当然新人賞 ほか)
著者等紹介
鈴木輝一郎[スズキキイチロウ]
1960年岐阜県生まれ。日本大学経済学部卒業。91年『情断!』でデビュー。94年『めんどうみてあげるね』で第四七回日本推理作家協会賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しのぶ
40
この作家さんには全くいい印象がないのだが(笑)今回の本は「作家になるには」ではなくデビュー後の話が書かれている。一部のプロ作家の現状を知りたい方には面白いかもしれない。 2018/07/26
KUAD
4
小説家は耐久消費財。ミステリでは50歳過ぎると不利。出版社が主催の新人賞のみキャリアになる。出版社からの書類と資料・交通費・宿泊代の領収書は捨てず、確定申告を必ずやる。。小説家とは職業でなく状態。生き方です。独楽のように勢いよく回らなければ捨てられる。あなたの代わりになる人間はいくらでもいる。歴史小説とは歴史でなく小説を書くこと。新人賞はスタート。1、まず書く。2、最後まで書く。3、いつもどこかの新人賞の結果待ちにする。4、最後まで書く。せめて駄作にたどり着く。プロも孤独な闘い。自分で〆切を設定し遵守する2012/03/16
atyang
4
「どのような文章を書いたら作家になれるか」よりも「作家はどのような生活をしているか」という点にスポットを当てた本。!のついているタイトルとは違い、中身はいたってクールな印象を持った。2011/07/03
さっち
3
内容は小説家になるまでの心構えと、なってからの処世術。エッセイ風で、とてもいい本だった。2010/09/23
ophiuchi
3
著者本人の話を聞いたことがあります(結婚披露宴の祝辞でした)。これを読んで自分も作家になれるかもと(少しだけ)思いました。2010/05/06
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