海峡を渡るバイオリン

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309014944
  • NDC分類 582.7
  • Cコード C0095

内容説明

世界でたったの5人だけ。ひたすらバイオリン製作に励んだ在日韓国人が、世界に冠たる“無監査マスターメーカー”になり故郷へ錦を飾る。哀惜のドキュメント。

目次

故郷、梨川村
旅立ち
バイオリンとの出会い
幼きバイオリニスト
生き別れ
鞍馬天狗の国
零戦とバイオリン
さよなら、ミスター・ダラー
北からやってきた息子
人民裁判〔ほか〕

著者等紹介

陳昌鉉[チンショウゲン]
1929年韓国慶尚北道梨川村に生まれる。来日後、働きながら明治大学英文科を卒業。独学でバイオリン製作を習得。1976年、「国際バイオリン・ビオラ・セロ製作者コンクール」において6部門中5部門で金メダルを獲得。全世界でわずか5人の「無監査マスターメーカー製作家」の1人。名実ともに日本におけるバイオリン製作の第一人者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうゆう

2
うわぁ。これは壮絶な生き方。並ならぬ事を成し遂げる人は、並ならぬ苦労をするものなのか。戦争という暗い時代を、いわれのない差別を乗り越えた。すごい功績。あまりに苦労をさらりと書かれていて涙がでそうになった。2014/01/05

ヨハネス

1
在日韓国人のバイオリン製作者、アメリカのコンテストで6部門のうち5部門金賞を取り有名になった人です。本の2/3ほどまでバイオリンの話にならず、この人の半生記です。が、やはりこんな壮絶な人生があってからこそのバイオリン製作なのでしょう。戦争前後の話は嫌いじゃないけどこれも凄まじいわ。朝鮮語日本語英語ができて、ロシア語まで片言が言えるほどのインテリぶりが意外でした。文章力もあるんだなと思ったら聞き書きだそうで。テープ起こしの人たちが号泣してしまいなかなか進まなかったという苦労話がメイン。2017/09/28

金木犀

0
母 植民地 バイオリン 戦争 靖国神社 ツィゴイネルワイゼン 糸川英夫 ストラディバリウス 北緯38度線 バイオリン製作 南伊 ソリスト ニス スパイ ミミズの鳴き声 金メダル 鳳仙花 ”touch-me-not"  2013/03/14

我が輩は猫である

0
★★★★★2012/10/30

ヘビメタじじい

0
随分前にコミックで読んでいて、音楽好き楽器好きの私には感動!の話。聞き書きということだったが、やっぱり感動!この方の強い情熱!強い探究心!強い生き方!には感動。また楽器の美しさの意味を再認識した。ま、書籍としては、聞き書き…という点でちっょとマイナス点はあるけど素晴らしいお話です。2010/11/02

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