内容説明
女子高生と小学生が風俗チャットでひと儲け。押入れのコンピューターからふたりが覗いた“オトナの世界”とは!?最年少・17歳、第38回文芸賞受賞作。
著者等紹介
綿矢りさ[ワタヤリサ]
1984年、京都市に生まれる。現在、高校3年生。堀田あけみ以来20年ぶりに、史上最年少・17歳で第38回文芸賞を受賞する
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感想・レビュー
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まる
121
これで『インストール』の感想を書けたことになるのでしようか?2018/05/14
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
106
**ちょっと大人の世界を冒険小説**女子高生と小学生が風俗チャットでひと儲け!? 押入れのコンピューターからふたりが覗いた“オトナの世界”とは…。(紹介文・他より)――おおッ、これは斬新!女子高生と小学生のコンビが、チャット嬢に扮してひと儲け(笑) …と、その行為そのものは褒められないが…、"清と濁"が混沌として在る大人社会を冒険心にまかせて足を踏み入れる。 ⇒続き2013/12/18
Die-Go
68
図書館本。初綿矢りさ。テンポがよく、よみやすい。★★★☆☆2015/11/21
ひめか*
62
高校生の時に書いた小説!すごい。登校拒否して休み続ける女子高生が12歳の男の子とコンピュータを通して風俗業。二人がなりすまして押し入れの中で客と風俗チャットをするという話。画面上では自分ではない人になって、性格を作っていくらでも偽ることができるが、それって何だか楽しいようで居心地悪かったりする。「今私は人間に会いたいと感じている。昔からの私を知っていて、そしてすぐに行き過ぎてしまわない、生身の人間達にたくさん会って、その人達を大切にしたいと思った」今はチャットよりSNSが主流だけど今に繋がるものを感じた。2016/02/17
mmts(マミタス)
56
さすがに気付かないお母さんは居ないだろうけど、それを知らない振りするのは良いように思いました。バレないように決まり事を作るのに、それなのに勝手に冷蔵庫にあるコーラを拝借すれば、あっと言う間に怪しまれるし。押し入れからコード?が伸びていれば、さすがにビックリするし。ハッピーエンドなんだろうけど、こんな簡単に風俗紛いなチャットが出来るのかな。ある意味、知らず知らずに苦手なはずな大人に救われたのか。お金を払われないとか、オッサンに誘拐される可能性は皆無じゃないし。めでたしめでたしー。2015/06/18