内容説明
正徳六(1716)年、宗藩・萩領との国境近くに生えた一本の松の木をめぐる事件から、徳山藩は改易に追い込まれた。藩主毛利元次は東北の新庄藩にお預け、藩士は萩藩に吸収された。この処分を不当として藩を再興させるべく密かに行動を起こした数人の男たちがいた。辛苦に満ちた三年におよぶ運動の結果、藩主はご赦免、藩は再興した。男たちも復藩したが、なぜか運動の中心人物・奈古屋左衛門里人は、離藩して徳山を去っていった。遺された記録をもとに、秘められた史実を再現する渾身の歴史ノンフィクション・ロマン。
正徳六(1716)年、宗藩・萩領との国境近くに生えた一本の松の木をめぐる事件から、徳山藩は改易に追い込まれた。藩主毛利元次は東北の新庄藩にお預け、藩士は萩藩に吸収された。この処分を不当として藩を再興させるべく密かに行動を起こした数人の男たちがいた。辛苦に満ちた三年におよぶ運動の結果、藩主はご赦免、藩は再興した。男たちも復藩したが、なぜか運動の中心人物・奈古屋左衛門里人は、離藩して徳山を去っていった。遺された記録をもとに、秘められた史実を再現する渾身の歴史ノンフィクション・ロマン。
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