内容説明
少女を育てた「お万」はいつもわらべ唄をうたっていた…いにしえより静かに響くわらべ唄の数々。祖母から母へ、母から娘へ、脈々と伝えられる懐かしく哀切な世界から悠久なる人間の魂を映し出す感動の連作小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
15
大庭さんの作品初読み。子守唄の柔らかで優しい調とは裏腹に子守っ子の心の呟きのような歌詞。寝ていてくれる子供ほど扱いやすいものはない。でも、いくらあやしても眠らない子供には、「寝てくれってばぁ」というイラダチが心の奥底から湧いてくる。子守唄の歌詞に準えながらの女中と主人公の人生。なんだか淋しげな女中の丸まった背中を想像してしまう。私も自己流で子供には子守唄を唄ってやっていた。そういえば・・・心の中では早く眠っておくれ・・・という気持ちがいっぱいだった気がする。2011/02/04
ゆ
0
女中のお万が歌っていたわらべ唄とともに、幼少の頃を思い出す連作短編集。思っていたより読みやすかったです。2009/07/16
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