内容説明
甘やかにも毀れやすい15歳の季節―。いちご世代の恋と友情をリリカルに描いた純・愛・小・説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なぎかぜ♂
22
読んでた漫画の割と重要な場面に出てきたので、この小説を読んでみることに。割と重苦しいまま終わったこの小説に、漫画で同じ境遇にいる登場人物の気持ちを重ね合わせて生々しい痛みが感じられました。2014/09/23
♡kana*
19
10数年ぶりに。そうだった、こういう話だった。切ないなぁ、自分だったら、受け止めきれない。2016/10/01
あつ子🐈⬛
11
本の整理をしていて発掘。初めて読んだのは、実に私がいちご(15歳)だった頃のこと。「むりをして生きていても どうせみんな 死んでしまうんだ」「あたしと、心中しない?」「お前は、百まで生きろ。」そんなに不幸な思春期ではなかったにもかかわらず(だからか?)台詞が刺さりまくりでね…亡き王女のためのパヴァーヌとかマーラーとか全共闘とか、この作品で知ったのだった。 私は今、あの子が生きたかった未来をちゃんと生きられているのかな。きっと死ぬまで読み返す一冊です。2024/02/15
うどん
7
いちご同盟ってそういう意味だったのね。静かで重いお話でした。2014/09/09
藍
6
小中学生の頃から図書室の本棚で可愛い題名だなとずっと気になってたけど、それに惹かれてもし当時読んでたら、主人公のなんとなく進路とか生きる意味を見つけられない事への焦燥感、そこからくる死への憧れみたいなのを受け止めきれなくて、最後には改心してて感動もしたけど、やっぱりどうしても引きずってたと思う。読んだのが今で良かった。2016/01/07