内容説明
言葉に「躓く」という全意識を賭けた身読の果てに開示した、漱石の秘めたもう一つの世界。本格的な近代小説の最初の作品といわれながら、謎を残したまま中断された漱石最後の作品『明暗』を解体し、漱石が巧妙に構築した「象徴的意味」をその細部に読み込みながら明らかにする画期的論考。
目次
はじめに―言葉に躓くこと
序論 『明暗』について
第1部 喪失
第2部 解体
第3部 帰属
-
- 電子書籍
- C★NOVELS Mini - 春宵桜…
言葉に「躓く」という全意識を賭けた身読の果てに開示した、漱石の秘めたもう一つの世界。本格的な近代小説の最初の作品といわれながら、謎を残したまま中断された漱石最後の作品『明暗』を解体し、漱石が巧妙に構築した「象徴的意味」をその細部に読み込みながら明らかにする画期的論考。
はじめに―言葉に躓くこと
序論 『明暗』について
第1部 喪失
第2部 解体
第3部 帰属