内容説明
男が料理にうるさいのは、料理そのものよりも料理をとりまく「気分」にこだわるからだ。カメラマンであり料理人でもある著者が語る「いい気分の食事」コラム集。
目次
「マスタードをお取りねがえますか」
ウスターソースは罪深き娼婦のように
たんぽぽのお酒
ピアッツアで、ヴィーノを
凍てつく夜のオニオンスープ
花のオープンサンドウィッチ
ステーキを焼ける男のいる街
フィリップ・マーロウがシャンパンをぬく
アイスクリームを舐めている女
ほうれん草サラダは炎が飾る
巨大オイスターバーで
チリ料理狂たちをご存知か〔ほか〕