内容説明
三島の自死は戦後からの亡命であった―かつてない洞察と考証によってあかす詩と死の真実。
目次
第1章 回帰すべき場処(はじめに―亡命〔かけおち〕;塩焼王という亡命者;屋号は「しおや」;有栖川宮家をめぐって;原郷〔パトリ〕から拒まれて)
第2章 美しい詩=死(「待つ」少年;絶対なるものを求めて;日常性のなかに;『金閣寺』における戦後の意味;一瞬の綱渡り;死に至る恋)
第3章 血しぶき(茫然たる時間;「戦後日本」への批判;美しい天皇;亡命者の後ろ姿―おわりに)
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