内容説明
プロ野球に初の女性エース！夏の甲子園を熱狂させた優勝投手は実は少女だった！大騒動の末にドラフト会議を突破した彼女は、憧れの星野監督率いる中日ドラゴンズへ。女主人公のモデルは誰？奇想天外な“脱劇画”実名野球小説ついに誕生！選考委員驚愕。文芸賞佳作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おーえす
1
甲子園の決勝で9回2アウトまでノーノーをやってのけた天才投手。中日ドラゴンズにドラフト1位で指名されたその投手は女性だった、という設定がまず読者をひきつける。物語の前半は、主人公・国政がマウンドで躍動する姿が生き生きと描かれる。その一方、女房役(捕手)・及川と国政の関係が進展していく。ところが後半、ケガで調子を落とす国政と、彼女に対して素直になれない及川のすれ違いが。前半と後半の落差がこの作品の魅力だろう。主人公が天才的な才能を持つ選手でありながら、人間的な悩みを持ち苦しむ姿が読者の共感を誘う。2013/06/10
1977年から
0
1987年
Ｋ子
0
単行本の表紙がなんとなく残念感も漂うのですが、第23回文藝賞佳作受賞作です。 純文学、というよりはエンターテインメントの方に近い感じですが、今でいえば中二病全開の、どちらかというと少女マンガ的においのする作品です。 とにかくヒロインが最強無双。そして冒頭では名探偵ぶりを発揮する星野仙一さんが全編を通じてひたすらカッコイイ。 そう。この作品の最大の特徴は、女の子サウスポー投手が甲子園で優勝してドラフトで指名されてプロに入って活躍する、という荒唐無稽な展開もですが、その中に登場する味方選手やライバル選手などが2010/05/16
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- 和書
- 新・女性のための運転術
