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EBMからみた突発性難聴の臨床

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  • サイズ A5判/ページ数 137p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784307505338
  • NDC分類 496.6
  • Cコード C3347

出版社内容情報

《内容》 突発性難聴という疾患は,原因と思われる要因が全くないままに,ある時突然,高度の一側性難聴が起こるという疾患です。幸いその3分の1は治ります。しかし同じく3分の1は多少は回復するものの治癒には至らず,残りの3分の1は全く回復しません。しかも回復する人としない人とで何がどう違うのか,わからないのです。この本は,厚生労働省の本疾患研究班の診断基準による確実例323例の症状所見のすべてを記録分析した結果を述べたものです。この書によってその実態を理解し,日常の診療に役立てていただければ幸いです。    

《目次》
●はじめに
突発性難聴はどんな病気か/「突発性難聴」確実例の選択
●沿  革
発端/日本における研究の発展/厚生省特定疾患研究班の業跡/疾患概念と診断基準(診断の手引き)の策定/聴力回復(治療成績)判断基準の策定/疾患名の問題
●統  計
頻度/年次変化/季節集積性/年齢別発生数/性別発生率/罹患側と両側罹患
●症  状
主症状と副症状/難聴の起こり方/副症状
●オージオグラム
突発性難聴オージオグラムの特徴/オージオグラム聴力型/聴力障害度-難聴の強さ/対側の聴力/オージオグラムとめまい/オージオグラムと耳閉塞感/補充現象と自記オージオグラム
●診  断
問診/視診,耳鏡検査,画像診断/純音聴力検査/その他の聴覚検査/平衡機能検査/鑑別診断
●治  療
治療法/治療の効果
●転  帰
治療の成績/治療の効果に関わる諸要件/治療効果と諸要因との関係
●経  過
長期経過/自然治癒/初診後の進行/再発と再熱
●おわりに
突発性難聴の内耳病変/突発性難聴の転帰とオージオグラム/血管条性難聴のオージオグラム/治る突発性難聴と治らない突発性難聴

内容説明

突発性難聴という疾患は、原因と思われる要因が全くないままに、ある時突然、高度の一側性難聴が起こるという疾患です。幸いその3分の1は治ります。しかし同じく3分の1は多少は回復するものの治癒には至らず、残りの3分の1は全く回復しません。しかも回復する人としない人とで何がどう違うのか、わからないのです。この本は、厚生労働省の本疾患研究班の診断基準による確実例323例の症状所見のすべてを記録分析した結果を述べたものです。

目次

1 はじめに
2 沿革
3 統計
4 症状
5 オージオグラム
6 診断
7 治療
8 転帰
9 経過
10 おわりに

著者等紹介

立木孝[ツイキタカシ]
1927年(昭和2年)福岡県生まれ。1951年東北大学医学部卒。1952年東北大学助手。1958年弘前大学助教授。1966年岩手医科大学教授。1996年同名誉教授。この間、日本耳鼻咽喉科学会、日本聴覚医学会、国際オージオロジー学会の理事、会長を歴任。現在、日本聴覚医学会名誉会員、顧問
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