出版社内容情報
《内容》 副腎腫瘍の診断・治療方法は著しい進歩をとげている。本疾患の治療は内分泌外科医が一部関与し，また摘出腫瘍の病理学的診断がその後の予後に重要な意味を持っている。
改訂第2版では，主として一部の内分泌非活性皮質腫瘍や悪性褐色細胞腫，神経芽細胞腫など，病理診断が重要な意義を持つ腫瘍について，肉眼所見および多数の組織写真を多数掲載，最新の知見を踏まえて解説した。日常診療にぜひとも本規約を御活用いただきたい。
《目次》
■おもな内容
●臨床的事項
総論 画像／内分泌検査／その他の他覚・検査所見／治療前診断／治療経過の記載／治療後評価／補充療法／転帰／進展度／症例のまとめ 原発性アルドステロン症 病歴記載法／臨床所見記載法／治療前診断／治療経過の記載 クッシング症候群 病歴記載法／臨床所見記載法／治療前診断／治療経過の記載 プレクリニカルクッシング症候群 病歴記載法／臨床所見記載法／治療前診断／治療経過の記載 副腎皮質癌 病歴記載法／臨床所見記載法／治療前診断／治療経過の記載／進展度 褐色細胞腫 病歴記載法／臨床所見記載法／治療前診断／治療経過の記載 神経芽腫 病歴記載法／臨床所見記載法／組織型分類／病気分類／治療法記載法 内分泌活性腫瘍 病歴記載法／臨床所見記載法／治療前診断／治療経過の記載 内分泌非活性腫瘍 病歴記載法／臨床所見記載法／治療前診断／治療経過の記載／進展度
●病理学的事項 摘出された副腎標本の取扱い方，処理方法
副腎皮質 良性病変／癌腫（副腎皮質癌） 副腎髄質 良性／悪性褐色細胞腫／褐色細胞腫・神経芽腫混合腫瘍／副腎外パラガングリオーマ／神経芽腫群腫瘍 その他の腫瘍および腫瘍類似病変 骨髄脂肪腫／副腎嚢胞／転移性腫瘍／軟部組織腫瘍（良性，悪性）／癌肉腫／その他の腫瘍／分類不能腫瘍 病理組織写真
●治療効果判定基準
治療効果の判定症例の選択／二方向測定可能病変／評価可能病変（測定困難な病変）／効果判定法と奏効度の表現／効果持続期間／病変が複数臓器にわたる場合の奏効度の表現／総合評価の判定における癌性体腔液の取扱い／癌性体腔液に対する効果判定法／主観的効果（subjective response）の記載 RECIST評価法
目次
総説（目的；対象）
第１部 臨床的事項（総論；原発性アルドステロン症 ほか）
第２部 病理学的事項（摘出された副腎標本の取扱い方、処理方法；副腎皮質；副腎髄質；その他の腫瘍および腫瘍類似病変）
第３部 治療効果判定基準（治療効果の判定；ＲＥＣＩＳＴ評価法）
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