子宮動脈塞栓術の実際

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  • サイズ B5判/ページ数 86p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784307300889
  • NDC分類 495.43
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術は,安全確実な治療法として欧米では広く行われているが,わが国では放射線科・産婦人科医との密接な連携が必要であること,健康保険が非適応であることなどが原因となり広く普及にいたっていない。
 子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術に関する文献はすでに全世界で400近くにおよび,わが国のインターネット上には医療側,患者側あわせて300以上のサイトが存在する。しかし子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術を詳しく医学的に記載した学術書は国内外に見られない。そこで著者らは今までの約250例近くの経験をもとに子宮動脈塞栓術の方法,成績,合併症,問題点を記載し,本法の普及を願うとともに,今後子宮動脈塞栓術を始めようとする方々の参考書になることを願って本書を出版することにした。    

《目次》
■おもな内容
1.子宮筋腫とは
2.子宮筋腫の頻度
3.子宮筋腫の症状
4.子宮筋腫の診断
 1)症 状
 2)内 診
 3)経腟,経腹超音波検査
 4)MRI
5.従来の子宮筋腫の治療法
 1)手術療法
 2)薬物療法
6.子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術の歴史
7.子宮動脈塞栓術の手技と実際
 1)装置と器具
 2)造影剤
 3)塞栓物質
 4)血管解剖
 5)子宮筋腫および腺筋症の血管造影所見
 6)術前準備
 7)手 技
 8)片側子宮動脈塞栓症例
 9)放射線被曝
8.適応,禁忌
 1)子宮動脈塞栓術の適応
 2)禁 忌
9.子宮動脈塞栓術前後のスケジュール
10.子宮動脈塞栓後の筋腫核の血流および摘出筋腫核の病理学的所見
11.なぜ子宮動脈塞栓術が子宮筋腫縮小に有効か
12.子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術の治療成績
 1)子宮および筋腫核体積の変化
 2)臨床症状
13.子宮動脈塞栓術の合併症,問題点
 1)術後疼痛
 2)術直後感染,出血,肺塞栓
 3)卵巣機能不全
 4)変性筋腫の感染
 5)妊孕性に対する影響
 6)子宮腺筋症に対する効果
 7)子宮肉腫
14.子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術のメリット,デメリット
15.インフォームドコンセント

目次

子宮筋腫とは
子宮筋腫の頻度
子宮筋腫の症状
子宮筋腫の診断
従来の子宮筋腫の治療法
子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術の歴史
子宮動脈塞栓術の手技と実際
適応、禁忌
子宮動脈塞栓術前後のスケジュール
子宮動脈塞栓術後の筋腫核の血流および摘出筋腫核の病理学的所見
なぜ子宮動脈塞栓術が子宮筋腫縮小に有効か
子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術の治療成績
子宮動脈塞栓術の合併症、問題点
子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術のメリット、デメリット
インフォームドコンセント

著者等紹介

中村幸雄[ナカムラユキオ]
1963年慶応義塾大学医学部卒業。1968年慶応義塾大学大学院医学研究科産婦人科学専攻修了。1987年杏林大学医学部産婦人科助教授。1989年杏林大学医学部産婦人科教授。1991年杏林大学医学部産婦人科主任教授就任。2004年杏林大学定年退職、杏林大学名誉教授。2005年より社会福祉法人康和会久我山病院院長。日本受精着学会理事長、日本不妊学会監事、日本産科婦人科学会名誉会員、日本生殖外科学会名誉会員

可知謙治[カチケンジ]
1986年山梨医科大学(現山梨大学)医学部卒業。1990年山梨医科大学大学院医学研究科卒業。カリフォルニア大学サンフランシスコ校放射線科Visiting Fellow。山梨医科大学医学部附属病院放射線部助手。1996年山梨医科大学医学部放射線医学教室講師。1998年セコム株式会社Hospi‐net画像読影センター医長。2000年マリンクロットジャパン株式会社(現タイコヘルスケアジャパン株式会社)イメージング事業部臨床開発部。2001年より社会福祉法人康和会久我山病院放射線科勤務。放射線科専門医、日本医学放射線学会、北米放射線学会、アメリカ放射線学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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