出版社内容情報
《内容》 医療事故は十分な注意を行っていたつもりでも，思わぬ所の手抜かりから生じることがままある。内視鏡機器の洗浄・消毒でも同じで，どこに手抜かりが生じやすいかを知ることが重要である。
本書は，この消化器内視鏡機器の洗浄・消毒法について集大成を目指したもので，内視鏡感染の成立，消毒に必要な内視鏡機器の構造，消毒剤の特性と使用法および実際に則した洗浄・方法などを収載した。執筆は消化器内視鏡学会消毒委員の医師および内視鏡技師を中心に，また内視鏡機器や消毒剤については各メーカーの学術担当者にお願いした。
医師のみならず，内視鏡診療に従事する内視鏡技師を含めすべての医療関係者に読んでいただきたい。
《目次》
■内視鏡消毒における世界と日本の現状
■内視鏡検査と感染
■洗浄・消毒と感染の成立
■洗浄・消毒に必要な内視鏡機器の構造とその取り扱い方
スコープ，リユーザブル処置具の洗浄・消毒・滅菌／処置具
■内視鏡学会のガイドラインを遵守した洗浄・消毒の実際
スコープ／処置具
■消毒剤の選択
消毒剤の選択にあたって／各消毒剤の特徴と使用法／スコープ洗浄時の酵素洗剤の使用法
■内視鏡室環境の消毒
■内視鏡検査従事者への感染防止
■ガイドラインを守るために
■付.県立がんセンター新潟病院内視鏡室，消化器内視鏡機器洗浄・消毒法マニュアル
