出版社内容情報
闇の精霊だけに心を許し、長年引きこもりを貫いてきた魔術師の少女ビオレッタは、突然「光の巫女」に選出される。しかも巫女修行をサポートするのは……並外れた腹黒さを秘めた王子・エミディオで!?
内容説明
闇の精霊だけに心を許し、長年引きこもりを貫いてきた魔術師の少女ビオレッタは、突然「光の巫女」に選出される。しかも巫女修行をサポートするのは…並外れた腹黒さを秘めたアレサンドリ神国王子・エミディオで!?目指せ、任期最短の「光の巫女」!?そのうえ…ゆくゆくは王子様と政略結婚することに!?うしろ向きに前向きな、ザンネン姫の奮闘・成長・時々涙のラブ・コメディ。
著者等紹介
秋杜フユ[アキトフユ]
三重県出身。『幻領主の鳥篭』で2013年度ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
65
という訳で宣言通り一巻を探してきました。全ての物語がここから始まるようですが、このまだ前の物語も幾らでも書けそう。少女向け御伽噺の幻想である「登場人物が皆美男美女」について、血筋だから仕方がない、と最初から示しているのは伏線めいていて面白いなーと思いました。眩しくて目が潰れるから!そしてヒロインは大分残念な女子でした。引きこもりで妖精フェチって……、だけど世間知らず故の行動力で突撃していく姿は微笑ましいの一言でした。王子様はそんなに腹黒くないです。デレた後の方が面白そうだなと余計なことを考えてしまいました2017/05/31
ダージリン
37
おたがいの欠点を知られたことから育まれる愛もあるのね(笑)。闇の精霊のネロがいいつっこみをしてくれてます。楽しいラブコメでした。各章がひとつひとつ独立性が高いせいか、たくさんの話を読んだ気分です。2015/12/13
雷華
30
表紙で持った印象どおり、笑い成分多目の話でした。とある理由で10年以上引きこもっていた精霊と意思疏通ができる魔術師の家系の少女が光の巫女に選ばれ奮闘する話。所々都合良いな……と感じてしまうところあれど、主人公の及び腰だけど頑張ろうとする姿勢がいいです。笑い成分多目のなかにもきちんと越えていかなければいけない問題もあり、それに取り組む姿勢も無理やり感なく追えていて読みやすかったです。主人公の可愛いだけじゃなく変態じみた所とかもツボで次回あったらまた読みたいですね……。前回のやつと合わせて続き待ってます。2015/10/09
瀧ながれ
29
姫も王子も、気持ちの自然な変化が丁寧に描かれているので、ハッピーエンドを嬉しく読みました。途中で、二人目の巫女の発見やら、王の弟と王子の確執やらありましたけど、振り返って、そんなエピソードてんこ盛りの一冊だったか?…だったね。と驚くくらい展開が無理なくスピーディ。それでいて登場人物もきちんと描写されている。よくこのページ数に納まってるな、二度見しちゃうぞ。精霊が、闇と光ばっかりの活躍になっちゃってますが、どうやら他にもいろいろいるらしいですね。見てみたいなあ。2016/10/16
ミホ
28
シリーズ第1巻。他の話が気になっていてそこを読むなら順番通りに読んでみようと手に取りましたが、どうやらどこから読んでも大丈夫という名目はあったらしく。でもキャラクターは出てくるみたいなので頑張って追いつきたいところ(きっと当分かかる)。難ありキャラと難ありキャラの2人でしたが、ヒロインが可愛かった。残念カップルって(笑)わからなくはないけども、王子様いつのまにか…ほんとあっという間にコロリと転がったような?で、展開早かった気がします。ヒロインがきゃーきゃー騒いでるのも可愛かったけどたまに可哀想でした、ね。2019/04/02