レジリアンス―現代精神医学の新しいパラダイム

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  • サイズ A5判/ページ数 231p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784307150644
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

目次

総論(現代精神医学におけるレジリアンスの概念の意義;レジリアンス概念の歴史と現状―フランス語圏を中心に;医学哲学からみた発病モデルと回復(レジリアンス)モデル―自然治癒力思想の興亡)
各論(PTSDにおけるレジリアンス研究;うつ病のレジリアンス―内なる回復のリズム;うつ病における脆弱性とレジリアンス―その遺伝・生物学的基盤;レジリアンスを拓く統合失調症;レジリアンスモデルに基づく統合失調症の再発予防研究;脳画像からみた統合失調症の顕在発症防御機構;レジリアンスの視点からみた統合失調症の臨床生物学的知見)

著者等紹介

加藤敏[カトウサトシ]
1949年愛知県生まれ。1975年東京医科歯科大学医学部卒業。1975年東京医科歯科大学神経精神科研修医となる。1977年自治医科大学付属病院シニアレジデントとして研修。1980年自治医科大学助手。1982年自治医科大学精神医学教室講師。1985~86年フランス政府給費留学生としてストラスブール大学医学部精神医科教室にて研究に従事。1994年医学博士号取得。2000年自治医科大学精神医学教室教授および科長に就任

八木剛平[ヤギゴウヘイ]
1938年神奈川県生まれ。1962年慶應義塾大学医学部卒業。1963年慶應義塾大学病院にてインターン終了、慶應義塾大学医学部精神神経科助手、山梨・日下部病院(現・日下部記念病院)出向(医員)。1965年神奈川・皆川病院(現・けやきの森病院)出向(医員)。1979年東京都立大久保病院神経科医長。1986年慶應義塾大学医学部精神神経科専任講師。1991年慶應義塾大学医学部精神神経科助教授。2003年翠星ヒーリングセンター・おおぞらクリニック院長、客員教授、慶應義塾大学医学部精神神経科2005年から非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ポカホンタス

4
アマゾンの問題だと思うけど、小林聡幸『行為と幻覚 レジリアンスを拓く統合失調症』金原出版を検索しても、この加藤・八木編著の本が出てくる。どうやったら修正してくれるのだろう?私が読んだのは小林聡幸の単著の方。本書の最大の魅力は、開かれた議論がなされている点。思弁の独走を戒めるように、常に臨床事例が起点に据えられている。従来あまり注目されてこなかった現象が取り上げられるが、幅広い視野で仔細に検討され、多くの思考が呼び寄せられる。順を追って丁寧に説きほどく著者の筆は、まるでオーケストラ指揮者のタクトのよう。2011/04/10

PukaPuka

2
フランスの成人の治療的里親や治療的家族受け入れは、よくそんな引き受け手がいるなと感心する。こういうことができてしまうところ、社会がより成熟しているのかなと思う。臨床経験から言っても、ドーパミン神経の可塑性とレジリアンスの関係は納得がいく。脳科学の幅の効かせ過ぎは問題だが、神経科学は時間がかかっても進めないといけない。2017/04/27

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