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出版社内容情報
《内容》 マンモグラフィ検診は広まってきたとはいえ,まだ受診率は十分ではない。また検診の効果を上げるには精検機関でも質の高いマンモグラフィ診断を行う必要がある。そこで,より多くの医療従事者にマンモグラフィの知識が必要となってくる。これからマンモグラフィを学ぼうとする方々,また,ステップアップをしたいとお考えの方々に本書をお役立ていただきたい。
第2版の特色
1)日本医学放射線学会・日本医学放射線技術学会編『マンモグラフィガイドライン』改訂版にそって使うことが出来るように改訂した。
2)「マンモグラムの読影の実際」という章を作り,用語と症例の橋渡しをするような解説を入れた。
3)病理の章では正常乳腺の顕微鏡所見を追加した。
4)マンモトームに関する説明を加えた。
5)症例も少し増やし,また入れ替えて,よりわかりやすく,役に立つようにした。
《目次》
■基本的撮影法と追加撮影法
基本的撮影法(MLO viewおよびCC view)よいマンモグラフィとは/MLO viewにおいて重要なことは/CC viewにおいて重要なことは 追加撮影法ML(mediolateral)view/外側強調(exaggerated)CC view/spot view/拡大撮影 写真濃度
■乳房の正常構造
正常乳房のマンモグラフィ 乳房の微細構造
■マンモグラム読影にあたっての基本事項
読影環境 マンモグラムのかけ方 読影の基本的手順
病変の位置
2方向撮影の場合 1方向撮影の場合
■マンモグラフィ所見の書き方
撮影方法の記載とフイルム評価 乳房の構成についての記載 所見の記載 判定
■読影と所見用語の説明
腫瘤真の腫瘤の同定/腫瘤の形状/腫瘤の濃度/腫瘤の境界および辺縁 石灰化明らかな良性石灰化/良悪性の鑑別を要する石灰化 その他の所見乳腺実質の所見/皮膚所見/リンパ節の所見
■マンモグラムの読影の実際
腫瘤境界明瞭平滑な腫瘤/境界微細分葉状,微細鋸歯状,境界不明瞭な腫瘤/スピキュラを伴う腫瘤 石灰化 その他の所見 総合判定
■病 理
腫瘤脂肪濃度を含有する腫瘤/円形,楕円形もしくは軽度分葉状で比較的境界明瞭な腫瘤/スピキュラを伴う腫瘤/境界不明瞭な腫瘤 石灰化壊死型/分泌型/間質型
■所見用語
腫瘤形状/濃度/境界および辺縁 石灰化明らかな良性石灰化/良悪性の鑑別を要する石灰化(形態,分布) その他の所見乳腺実質の所見/皮膚所見/リンパ節
■症 例
腫瘤 1~19 石灰化 1~16 その他の所見 1~14
内容説明
本書ではマンモグラフィの所見について例をあげて解説するとともに、これらの所見に則った病理分類、病理所見の解説を行った。さらに43の症例について、マンモグラフィのMLO viewを基本とし、必要に応じてCC viewや拡大撮影を加え、読影レポートを示すとともにカテゴリー判断樹のどこに相当するかを示しました。また、最終診断に必要な超音波・病理の所見を提示した。
目次
1 基本的撮影法と追加撮影法
2 乳房の正常構造
3 マンモグラム読影にあたっての基本事項
4 病変の位置
5 マンモグラフィ所見の書き方
6 読影と所見用語の説明
7 マンモグラムの読影の実際
8 病理
9 所見用語
10 症例
著者等紹介
東野英利子[トウノエリコ]
筑波大学臨床医学系放射線医学助教授
角田博子[ツノダヒロコ]
聖路加国際病院放射線科副医長
秋山太[アキヤマフトシ]
癌研究会癌研究所病理部
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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