- ホーム
- > 和書
- > 医学
- > 臨床医学一般
- > 画像診断・超音波診断学
出版社内容情報
《内容》 『乳腺診断アトラス』は,国立がんセンター中央病院の豊富な症例の中から優れた写真を選び,すべての症例にX線・超音波・病理の写真を掲載した,他に類を見ない鮮鋭な画像のアトラスであった。しかし,この著書の用いている超音波の写真は,当時一般的に使用された水浸式装置によって撮られたもので,出版直後に開発された電子走査式装置で撮られたものではない。そこでその部分を補うという意向で本書『乳腺超音波診断法』を出版するにいたった。本書の特徴として,現在一般に用いられている各種の新しい装置についてやや詳しく記述した。診断に関しては,病理組織変化と超音波画像の関係を述べ,それぞれの病変の超音波像の成り立ちについて解説した。
本書が,病変か否かを判断できずにいる多くの医師や技師の役に立ち,不必要な過剰な検査,たとえば穿刺細胞診が減少する事を望んで止まない。
《目次》
総 論
超音波検査装置/検査法/アーチファクト/乳腺超音波画像の読影と診断基準
正常乳腺
総論/退縮のない乳腺/軽度に退縮した乳腺/中程度に退縮した乳腺/高度に退縮した乳腺/授乳期乳腺
非腫瘍性疾患
総論/乳腺症mastopathy/嚢胞cyst/豊胸術による異物foreign body
良性腫瘍
総論/乳頭腫papilloma/線維腺腫fibroadenoma/葉状腫瘍phyllodes tumor/その他の良性腫瘍lipoma
悪性腫瘍
乳癌の典型例/石灰化像を呈する乳癌/病理組織による分類/早期乳癌/多発乳癌/診断困難例/経過例/その他の悪性腫瘍
リンパ節転移