内容説明
せっかく論文を書き上げたのに、文法のミスやわかりにくい表現が査読者の心証を害して却下(reject)されてしまう―。そんな悲劇を避けるために必要な英語のスキルを最短・最速で学び直しましょう。
目次
第1章 冠詞―何となく使って意図と異なる文章になっていないか?
第2章 主語と動詞―読み手の思考の流れを意識しているか?
第3章 能動態と受動態―受動態の方が適しているのはどんな場合か?
第4章 関係詞―不適切に使って逆に読みにくい文章になっていないか?
第5章 形容詞・副詞―感情表現を示す単語を使っていないか?
第6章 接続詞―文章と文章を適切につなげられているか?
第7章 前置詞―多様な意味を理解して正しく使い分けているか?
第8章 確からしさを示す表現―強さの違いを意識して使い分けられているか?
第9章 否定表現―否定語を用いない否定表現とは?
第10章 論文では用いない方がよい文法―分詞構文や仮定法を使ってもよいケースとは?
第11章 コロン、セミコロン、ハイフン、ダッシュ―意味を正しく理解しないまま誤用していないか?
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著者等紹介
康永秀生[ヤスナガヒデオ]
東京大学大学院医学系研究科。公共健康医学専攻臨床疫学・経済学教授。平成6年東京大学医学部医学科卒。卒後6年間外科系の臨床に従事した後、東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学、東京大学医学部附属病院企画情報運営部、Harvard Medical School,Department of Health Care Policy(客員研究員)などを歴任。平成25年より現職。専門は臨床疫学、医療経済学。令和元年よりAnnals of Clinical Epidemiology編集長。令和6年7月までに医学英語論文の出版約1,000本(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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