荒野の回廊―江戸期・水の技術者の光と影

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784306093683
  • NDC分類 517.213
  • Cコード C0052

内容説明

江戸時代の変革期に関東地方で展開された大規模土木事業。「利根川東遷と江戸川誕生」「水戸藩と勘十郎堀」「江連用水と名主三義人」―人物を中心とした秘話。

目次

第1部 夜明けの青い風―利根川東遷と江戸川誕生(江戸初期)
第2部 大地の叫びを聞け―水戸藩と勘十郎堀(江戸中期)(勘十郎堀の掘削;全領一揆と直訴)
第3部 水よ、水路を走れ!―江連用水と名主三義人(江戸後期)

著者等紹介

高崎哲郎[タカサキテツロウ]
昭和23年栃木県生まれ。NHK記者及び帝京大学教授を経て、現在、独立行政法人土木研究所の客員研究員。東京工業大学非常勤講師。作家、土木史研究家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ようはん

4
江戸時代の関東地方における治水事業のエピソードを江戸前期の利根川の付け替え工事、中期の水戸藩における勘十郎堀の開削工事、後期の鬼怒川流域における江連用水の再興事業というように時代ごとに3つに分けて紹介している。サブタイトルに水の技術者の光と影と紹介しているが成功したイメージがある利根川流域の改造においても流域の度重なる変更による水害に苦しむ農民は多く存在し、中期の勘十郎堀や後期の江連用水の話では開削工事の作業に苦しむ農民や死を賭して直訴する人々が描かれる等影の面が強いと感じた。2019/06/11

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