内容説明
ヨーロッパを中心にして、トルコや東欧、ソ連、アイスランド、までの温泉をめぐる、わが国ではじめての本。
目次
バース（クーパー夫妻の夏の休暇；よみがえるローマの夢）
古代ローマ（サーカスよりもパンよりも：古代ローマの浴場）
バーデン（テルの国 ホームズの里；リマート川のほとりの旧市）
イスタンブール（ボスポラスのほとりの桃源郷；モスクとトルコ風呂）
ブダペスト（東欧の湯の町ラプソディー；首都に散在する温泉）
レイキャヴィーク（地底旅行記；地上最北の温泉）
ムシェネー（ひなび過ぎた温泉）
ロガシュカ・スラチーナ（１７世紀の書物と湯の効能）
バーデン・バーデン（黒い森の真珠；中世の町並みを残す）
カルロヴィ・ヴァリ（フォン・ゲーテ氏の〈温泉旅日記〉；東欧一の湯治町）
バーデン・バイ・ウィーン（古都のほとりの眠り姫；建築家Ｊ・コルンホイゼル）
ヴィシー（ペタン将軍と貞操帯；水の都の女王）
キスロヴォトスク（北カフカースの温泉郷）
バート・イシュル（夏の思い出 ワルツの夢；皇帝の愛した町）
サルソマッジョーレ（逆三角形のなかの人工楽園；メトロポリスの彼方の蜃気楼）
ヴィッテル（星の道 夢の町；実業家と建築家）
湯のコスモロジー
