物語ものの建築史<br> 便所のはなし

物語ものの建築史
便所のはなし

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  • サイズ B6判/ページ数 118p
  • 商品コード 9784306092952
  • NDC分類 383.9
  • Cコード C0320

内容説明

現代は「トイレ革命」の第2段階に達しているといわれる。第1次は和式から洋式への移行、第2はお尻を洗う便座の普及である。しかし、あまりにも機能優先に走りすぎ、トイレの文化的側面がなおざりにされているという指摘もある。それ故、ここでトイレの歴史をふり返り、文化を学ぶことが必要となってくるのである。

目次

第1章 古代・中世の便所
第2章 便所にみる芸術性
第3章 庶民生活と便所
第4章 風土のなかの便所
第5章 近代化のなかの便所
第6章 現代から未来へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたきたお

0
便所の「トリビア」本。年代を遡る「便所史」がベースになっており、「水洗便所は古事記の昔から」「平安京の都大路は庶民の野外便所だった」「軍艦島の海水洗便所は微生物分解が不十分なので海水汚染が進んだ」など「へぇ」と思う事柄が多数。ただし本書の位置づけが「ものの建築史」の一つで、かつ項目の一つ一つが短く、掘り下げが少ないところが残念。重要文化財の便所(東福寺東司、日光西浄、一休寺東司など)や桂離宮の便所が解説されており興味が湧く。機会あれば実物を見てみたい。ちなみに「東司」も「西浄」もお寺用語で便所のこと。2006/01/01

ひ※ろ

0
★★★★☆2015/09/13

shizzy

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図書館本。優良肥料になるからと公衆トイレが増えた話や、トイレ掃除は女性が多いから掃除をまめにすると神様が安産や美人になるご利益を与えてくれる話など、普段何となく聞いたことのある話も沢山書かれていて面白かった。そして近代史においてはまたしても軍艦島と団地の登場。いやぁ、すごいな軍艦島。集合住宅の実験の宝庫のようなところだったんだろう、きっと。最後の章がWCからDCへということだったが、書かれた時点から約30年経った今でも水洗天国だからこれはまだまだ先になりそう。写真やスケッチ、見取り図満載で楽しく読了。2014/11/08

komewa

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日本のトイレの歴史教科書。建築史というだけあって専門的。2011/05/09

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