都市の問診

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都市の問診

  • 饗庭 伸【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 鹿島出版会(2022/04発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784306073593
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3052

出版社内容情報

「都市をたたむ」理論の先へ。
私たちは、私たちを支える都市をどのようにつくれるのか。都市計画では何ができるのだろうか。まちの臨床で考え抜かれた、都市を読み解き、言葉をつくり、計画を組み立てる方法を伝授する。

「医療と同じように、都市の問診は専門性がとても高い技術である。目の前の相手に対して、ただ相槌を打つ、ただ共感をする、ただ「相手の立場に立って考える」だけでは意味がない。目の前にいない人たちのことを考え、土地や建物や自然の声を聞き、空間を使った解決を考え、言葉を組み立てて伝える、そこまでのことをやらなくてはならない。私なりに考えて、実践してきた都市の問診の技術をまとめたものが本書である。」

「自然と人、農地と都市、ふたつの産業と住宅地と、私たちは国土を分けて使いこなしてきた。そしてその使いこなしのための制度を発達させてきた。その分け方を少し変えてみる、ひっくり返してみると、これまで使えないと思っていた制度を使うことができるようになるかもしれない。
私たちの社会がまだ、国土をすみずみまで使い切り、国民が抱える問題の総量をできるだけ減らす、ということをめざしているのであれば、さまざまなスケールで発達した制度を理解し、それを創造的に組み合わせて使いこなしていく、まだまだそんなことができるはずだ」

「大学では建築を勉強して、この仕事を続けてきて25年ほどになる。最初は住宅のことしかわからなかった。あちこちを見て、不十分ながら勉強を重ねてきて、ここに書いたような、大ざっぱな風呂敷を広げることができるようになった。その風呂敷は穴だらけのはずである。残りの仕事の時間は25年ほどだろうか。それほど勤勉ではないので、すべてを知ることはできないだろう。このアンソロジーは、そんな穴だらけの風呂敷を伝えるものである」――本文より

内容説明

「都市をたたむ」理論の先へ。私たちは、私たちを支える都市をどのようにつくれるのか。都市計画では何ができるのだろうか。まちの臨床で考え抜かれた、都市を読み解き、言葉をつくり、計画を組み立てる方法を伝授する。

目次

序章 都市計画の仕事
第1章 都市の読み解き
第2章 フィールドワークと言葉
第3章 災害と復興の臨床
第4章 都市計画の役割
第5章 都市開発の役割
第6章 未来の都市計画

著者等紹介

饗庭伸[アイバシン]
1971年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。同大学助手等を経て、東京都立大学都市環境学部都市政策科学科教授。専門は都市計画・まちづくり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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naof

2
これは良い本だったなー。経験と思考に裏付けられた、地に足のついた理論。最大公約数というキーワードもあったように、都市計画の最終アウトプットの中で使用される言葉は平べったくてぼんやりした印象になりがちだが、大多数の人が「良い」と感じることは都市計画において一番大事なことだと思うし、皆が良いと感じるものが、なぜ良いのか、悪いと感じるものが、なぜ悪いのかを、理論的に突き詰め、ひとつの答えとしてわかりやすく言語化することが計画のプロセスにおいては不可欠だと思う。2022/09/10

Go Extreme

1
都市計画の仕事: 都市の問診 急ぎ仕事と気長仕事 都市の読み解き: 流体的近代 都市の恒久性と仮設性 都市縮小のレイヤーモデル フィールドワークと言葉: 普遍語 言葉の組み立て方 災害と復興の臨床: 波を読む技術 近代復興→非営利復興 創造的復興のジャッジ 都市計画の役割: 縮小都市のデザイン原理 市民が描く都市像 都市開発の役割: 拠点のつくり方 住宅地・インフラストラクチャー 暮らしや仕事のスーパーストラクチャー 賢い都市計画 未来の都市計画: ふたつの交換 中動態の設計 都市社会のつむぎ方2022/06/01

お抹茶

0
都市計画の学者として人口減少時代の日本を広い射程で捉えた論考集。都市工学・建築学を志す人には特に読んでもらいたい本。都市計画は,その流れの流動性を高め,方向を整え,流れを生みやすくするのが役割。人口減少で容れ物の新陳代謝のスピードが落ち,戸建て住宅や集合住宅といった容れ物と中身のギャップは広まっていく。コミュニティに期待し過ぎず,住宅地のスポンジ化を切除するのではなく,人口増加を前提として資源の有効配分を意図したプランニングの公式=まちづくり条例に頼らない都市計画を模索する。その点に現実的な視座を感じる。2024/01/02

れうしあ

0
都市の問診とは、人々のモチベーションから流れを作り、現場から空間を整えることとされる。都市計画は農地と都市のせめぎ合いを調整してきた。しかし人口減少時代に都市計画はどう再構成されるのか。2022/12/31

motoki fujitani

0
これまでの饗庭先生の著書とは異なり、比較的主観が入った都市の見方がかかれており、興味深かった。トピックに分かれ簡潔かつ明確に言い切るような問診内容は非常に参考になった。2022/11/02

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