新訳 明日の田園都市

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新訳 明日の田園都市

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784306073296
  • NDC分類 518.88
  • Cコード C3052

出版社内容情報

近代都市計画の祖、ハワードによる住民の立場から考えられた初の都市計画論。
不朽の名著、新訳版刊行。

『明日の田園都市』は、他のどんな本よりも現代の都市計画運動を導き、その狙いを変えるのに貢献している。でもこれは、古典の伝統的な不運にも直面している。それを明らかに一度も読んでいない人々に糾弾され、そして十分に理解していない人々に受け入れられているのだ。人の生を中心として文明を築くにあたり、サー・エベネザー・ハワードの有名な本を再刊するよりも時節を得た貢献はあり得ないだろう――L・マンフォード(1951年版本文より)

繰り返すが、本書は都市計画文献の中で独特な位置を保ち、あらゆる都市計画文献の参考文献に挙げられ、主要図書館の棚に並び、都市計画に関するほとんどの本で言及されている。それなのに、都市計画をめぐる通俗著述家のほとんどは本書を読んだことがないらしい――F・J・オズボーン(1951年版本文より)

ハワードの考えていた田園都市というは、名前や、その後のレッチワースをはじめとするニュータウン群から想像されるような牧歌的な郊外住宅地ではない。
そもそも本書の大半が都市の物理形態よりは、社会システムや事業収益計算に費やされていることは、改めて指摘しておこう。でもそのわずかなフィジカルプランの部分ですら、ハワードがここで思い描いているのは、むしろ最新のテクノロジーを取り入れた超ハイテク都市だ。――訳者あとがきより

序文 F.J.オズボーン
この版への序文 F.J.オズボーン
田園都市の発想と現代都市計画 ルイス・マンフォード
著者の序文
第1章 「町・いなか」磁石
第2章 田園都市の歳入と、その獲得方法――農業用地
第3章 田園都市の歳入――市街地
第4章 田園都市の歳入――歳出の概観
第5章 田園都市の歳出詳細
第6章 行政管理
第7章 準公共組織――地方ごとの選択肢としての禁酒法改革
第8章 自治体支援作業
第9章 問題点をいくつか検討
第10章 各種提案のユニークな組み合わせ
第11章 後に続く道
第12章 社会都市
第13章 ロンドンの将来
訳者あとがき

エベネザー・ハワード[エベネザー ハワード]
エベネザー・ハワード Ebenezer Howard
1850-1928。イギリス、ロンドン生まれ。1898年、To-Morrow: A Peaceful Path to Real Reform(明日:本当の改革に向けた平和的な道)を刊行。1902年に改訂を加え、Garden Cities of To-morrowと題を改め、本書『明日の田園都市』を再刊行する。速記者、発明家、田園都市思想を実践する社会学者などの顔をもつ。1903年、ロンドン郊外のレッチワースに実際に田園都市を着工し、続いてウェリンにも建設。その後の世界的なニュータウン建設に先鞭をつけた。

山形 浩生[ヤマガタ ヒロオ]
山形浩生(やまがた・ひろお)
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、小説、経済、ネット文化、コンピュータ、建築、開発援助など広範な分野での翻訳および執筆活動を行う。
著書に『たかがバロウズ本。』(大村書店)、『教養としてのコンピュータ』(アスキー新書)、『要するに』『新教養主義宣言』(河出文庫)など。主な訳書に『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま文庫)、ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』(文藝春秋)、ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)、ポースト『戦争の経済学』(バジリコ)、ライト『フランク・ロイド・ライトの現代建築講義』(白水社)、チュミ『建築と断絶』、ジェイコブズ『新訳 アメリカ大都市の死と生』(鹿島出版会)ほか多数。

内容説明

近代都市計画の祖、ハワードによる住民の立場から考えられた初の都市計画論。不朽の名著、新訳版刊行。

目次

「町・いなか」磁石
田園都市の歳入と、その獲得方法―農業用地
田園都市の歳入―市街地
田園都市の歳入―歳出の概観
田園都市の歳出詳細
行政管理
準公共組織―地方ごとの選択肢としての禁酒法改革
自治体支援作業
問題点をいくつか検討
各種提案のユニークな組み合わせ〔ほか〕

著者等紹介

ハワード,エベネザー[ハワード,エベネザー] [Howard,Ebenezer]
1850‐1928。イギリス、ロンドン生まれ。速記者、発明家、田園都市思想を実践する社会学者などの顔をもつ。1903年、ロンドン郊外のレッチワースに実際に田園都市を着工し、続いてウェリンにも建設。その後の世界的なニュータウン建設に先鞭をつけた

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、小説、経済、ネット文化、コンピュータ、建築、開発援助など広範な分野での翻訳および執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヒデミン@もも

31
大学図書館。住環境論。図の練習に。講義を聴いて、自然との共生を重視しているのかと思っていたが、経済優先か。2019/06/11

まめタンク

2
2019年34冊目。非常に難しい、また何か機会がある時に読み返したいです。2019/02/07

アメヲトコ

2
古典的名著の新訳版。実は旧版の黒いやつも昔買いはしたのですが、有名な磁石の図版などをパラパラ眺めたくらいで恥ずかしながらちゃんと読んでいませんでした。通読してみると、図版のインパクトゆえにイメージされる空間的提案というよりは、財政面の試算などシステム的な検討にかなりの紙面が割かれていてイメージが変わりました。現代からすると理想論に過ぎる感じもありますが、発表年を考えるとその先駆性は驚異的。訳者の山形さんによる解説もフランクな感じで面白いです。2017/01/12

キングトータス

1
田園都市計画?知ってるよ…というのは勘違いだった。オリジナルを読み返すのは重要。この本の大部分は経済関連で占められており、この部分が本筋ということになる。道路が放射線状に云々というのは重要点ではなかった。この本の趣旨は都市と田舎の融合と人口の分散にあるようだが、現在存在する田園都市では問題は解決できていない。最大の問題は田園都市において住人を引き付ける磁石となる雇用を用意できず、運営資金の多くを古いタイプの都市に依存していることだと考える。著者の見通しは甘すぎたが、その構想についてはまだ学ぶことが多い。2021/11/11

jackbdc

1
ハワードの田園都市が日本のニュータウンの発祥の元だと聞いていたけれど、実際はまったく別物だとわかった。外側だけ似ているけれど。内側というか見えない部分をしっかり考えている。機能面、ソフト面の作り込みというか。考えるだけでなくて実装されているのが信じられない。レッチワース、ウェリンに是非行ってみたい。街並み、コミュニティはどうなっているのか?住民はどんな風に生活しているだろうか?住戸の老朽化は?空き家はないのか?職住近接って本当か?住民は高齢化していないのか?何がどうしたら、こんな違いが生じているのか?2020/10/10

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