内容説明
ソウルの目玉、ザハの「東大門」からパリのフード・デザインと2000頭の「食材見本市」、ロンドンのもうひとつの「オリンピックレガシー」、街角のビストロでアート、ナントの「リュー・ユニック」。非日常/日常のツーリズムデザインの仕掛けが満載。「ハコモノ」から「ありのまま」まで、世界にちらばるツーリズムの仕掛けを巡る旅。
目次
01 オンリーワンの核づくり―現代の「ハコモノ」展開(戦略としての「デザイン」―ザハの東大門→韓国・ソウル1;文化の脱中央集権化―坂茂のポンピドゥー・メス→フランス・メス ほか)
02 祝祭都市―地域と世界を結ぶイベント(歴史都市の再生―地域密着型フェスティバル都市→フランス・ナント1;欧州文化首都―リール3000→フランス・リール ほか)
03 地域資産の再生―ありのままのデザイン(河川整備とデザイン―清渓川プロジェクト→韓国・ソウル2;運河の再生―Big City Plan→イギリス・バーミンガム2 ほか)
04 新しいブランドをつくる―わが街の誇りを見出す(夜の景観デザイン―光の都づくり―フランス・リヨン;環境配慮というブランド―トラムによる都市再編→フランス・ストラスブール ほか)
05 コミュニティ・アート―地域とアートの最前線(現代アートの実験場兼、街角のビストロ―リュー・ユニック→フランス・ナント2;芸術の都の再開発―アート・リノベーション→フランス・パリ3 ほか)
著者等紹介
橋爪紳也[ハシズメシンヤ]
1960年大阪市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、京都大学大学院工学研究科修士課程、大阪大学大学院工学研究科博士課程修了。建築史・都市文化論専攻。工学博士。建築史や都市研究に関する著作は数十冊。現在、大阪府立大学21世紀科学研究機構教授、大阪府立大学観光産業戦略研究所長、大阪市立都市研究プラザ特任教授、国際日本文化研究センター客員教授。イベント学会副会長。大阪府特別顧問、大阪市特別顧問、大阪府市文化振興会議会長などを兼職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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