内容説明
サイン設計の第一人者によるデザインの体系。鉄道や道路から複合商業施設まで、公共空間のサインシステムのデザインを、豊富な実例と緻密な理論で講義。東京オリンピック、営団地下鉄など歴史解説も充実した決定版。
目次
歴史編(最初の試み;方法の模索;概念の展開;基準の提言)
理論編(意味論;機能論;計画設計論;マネジメント論)
著者等紹介
赤瀬達三[アカセタツゾウ]
デザインディレクター。1946年東京生まれ。1972年千葉大学工学部工業意匠学科卒業。1973年黎インダストリアルデザイン事務所(現・黎デザイン総合計画研究所)設立。千葉大学教授、同大学大学院教授を経て、千葉大学特別講師。東京大学博士(工学)。サインシステム計画のおもな仕事に、営団地下鉄(SDA賞金賞、SDA賞大賞、日本デザイン賞)、仙台市地下鉄南北線(通産省選定Gマーク商品)、みなとみらい線(グッドデザイン賞)、横浜ターミナル駅(SDA賞最優秀賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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May
0
分かりやすく示すということの感動的な力が図や文章から伝わってきて、とても面白く読めた。『都市のイメージ』でケヴィン・リンチが書いたことは今ではもう古いひとつの意見に過ぎないのではないかと残念に思っていたけど、こうやって実例とともに明快なサインの力を示されると、やはり「明瞭さ」は普遍的な設計のキー概念なのだと実感できる。公共空間について考える人にはぜひ勧めたい。2014/03/10
Monty
0
東京メトロのサイン計画からサインの基本とこれからのユニバーサルデザインについて解説。2015/03/20