感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
渡邊利道
4
60年代、工業社会の機能主義をベースとしたモダニズム建築の美学を批判し、雑多な記号性をまとった都市建築の象徴性を重視(回復)する建築理論を謳った本。短い本だが歴史的な名著でなるほど大変面白かった。建築を彫刻化しているというモダニズム批判は、シェルターと装飾に建築の原型を見る理論に続く。ここからポストモダンに続くペースペクティヴやジェネリックという考え方が出てくるわけか。2017/03/16
ちや
2
ラスベガスに行ったので読む2025/01/17
引用
2
ヴェンチューリの基本的な態度である、通俗的であることに眼差しを向けるという姿勢が端的に提示されたものであった。2018/10/24
きりんせんぱい
1
第一部は念密なラスベガスの街並みに対する調査と、看板建築の再評価。圧倒的な調査量に執念すら感じる。 そして第二部はそれらが過去からずっと続いてきているスタイルであることに着目し、看板建築を否定する近代建築家たちの矛盾を指摘する。 2019/01/31
ri4ee
1
空間からコミュニケーションへ。形態から象徴へ。あひるから装飾された小屋へ。私は建築は素人だけれど、それでも見晴らしのいい構成のおかげで楽しく読めた。第一部は屹然とした書きぶりながら、ラスベガスのあらゆるところから学び取ってやるという執着が伝わるかのよう。第二部はより一般論的。具体的な建築作品の比較からはじめて、コンパクトながら明晰にモダニズムを批判していく。2018/01/29
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