感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
10
自然という偉大な素材から芸術を生む媒介として人間を位置付ける著者は、建築にも芸術と自然の「釣り合い」や均衡というテーマを課した。自然には絶妙な釣り合いがあり、人間がそれを破壊しないように表現することが芸術の使命であると考えたからだという。旧ソ連で仕事をした著者がナチス政権から逃れ、日本に滞在した1930年代に書かれた本書は、自然のバランスを崩さない表現を工芸、装飾、色彩で探求し、機能重視のモダニズム建築にも導入した。桂離宮のその絶妙な均衡を見出した著者は、その一方で日光東照宮に均衡を破る過度な装飾を見る。2025/06/17
Kazuya Yasuki
1
建築とは釣り合いの芸術である 釣り合いを会得することは人生をかけてもなし得るかわからないようなものである2025/03/15
パ
1
自分の正気を疑うほど読みにくかったが興味本位で手にとった割には面白かった 建築における釣り合いは心の思考で考え続けるしかない 2021/11/30
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- 洋書
- Better Late