感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
5
本書は、否定によって刷新を続ける西洋建築の歴史に比べて、古いものはそれとしながら新しいものを生み出してきた日本の建築に注目し、その特性を屋根の曲線に見る。日本の屋根は体系的に設計された幾何学的曲線でなく、自然の曲線を「引き出した」工匠と撓み尺等の道具の協働で生まれた技芸の表現と捉える。明快な論理と幾何学でできた西洋の庭に対して、「見えがくれ」する日本の庭を語るのも同様だ。が、ワシントン大学で教えた著者は、それらが西洋的論理と競合することで見えるとし、日本は一度西洋の合理主義の洗礼を浴びるべきだともいう。2025/07/27
MR直毛
2
他の必読書に興味がいっさいもてなかったから読んだ一冊目だが、ほかの必読書への切り口が見えたのでこれをはじめに読んでラッキーだった。日本のデザインを西洋のデザインとの比較のもと解釈しており、合理主義に飲まれていく日本をうまくとらえているように感じる。これからの時代、日本がどういうスタンスを取っていくのかを考えるうえでキーとなる本のひとつかもしれない。ここにインドなどの他アジアのデザインの比較を加えるとさらに興味深くなると感じた。2015/03/25
powe
1
日本建築独特の成り立ちがよくわかる。 西洋建築は過去のものを否定して成り立ってきたが、日本建築は過去のものは過去のものとして、存在しつつ新しいものが生まれてくる。 このあたりは、曖昧さとか、日本人の精神性につながるのかなとも思った。日本には決めきらないことの美学がある。 だから西洋はシンメトリーのものが好まれ、日本にはアシンメトリーのものが好まれる。2020/02/25
Takahiro Aoshima
0
「日本の都市空間(彰国社)」を併せて読むと良いです。2016/01/13
相樂拓哉
0
デザインの勉強になるかと思って読んだら日本庭園とか短歌とかにも興味が出てきてしまった、、2014/12/29
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