古代ローマの建設史―ローマ人が生み出した技術と材料

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古代ローマの建設史―ローマ人が生み出した技術と材料

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  • サイズ B5判/ページ数 392p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784306047242
  • NDC分類 510.923
  • Cコード C3052

出版社内容情報

形状が道具へ、道具が動作へ、そして動作はそれを使う男へとつながっていった――
技術と材料から読み解く古代ローマの壮大な建設史。

紀元前に端を発する古代ローマの建設物を、「建設技術と材料」の変遷に焦点を当て、遺跡写真と図解イラストを含む770点超の図版を示し読み解く。古代ローマ帝国における建設技術は、測量術や採石、運搬といった道具を携えた技術に始まり、石や木など様々な材料を元にした複雑な工法を獲得し、やがて精緻な壁面装飾や、暖房や浴場などの土木工作物を含む壮大な建設物をつくり上げるに至った。著者は、古代建築研修所パリ事務所元所長、世界遺産・ユネスコ専門委員などを歴任してきたジャン=ピエール・アダム。原書は1984年にフランスで出版されて以降、建築学の世界で広く教科書採用されており、日本では満を持しての邦訳となる。さらに日本語版は、訳者による遺跡場所をプロットした地図・専門用語の解説・解題を収録。古代都市に関する世界各地のフィールド調査を数多く行ってきた訳者の視点が重なり、古代ローマ建築に見られる建設技術と材料についての総合的な理解を深められる一冊である。

「訳者解題」より
本書は古代ローマ建築技術の発達史ととらえてもよいし、広大な古代ローマ帝国における建築技術の総覧として使ってもよい。読者には古代ローマ時代に建設技術を学ぶ若者、つまり「建築家の卵あるいは大工見習い」になりきって本書を読んでもらいたい。まず基礎知識として測量学を学び(第1章)、次に総論としての素材を学び(第2章)、個別の構成法を修得していく(第3、4章)、とくに重要な組積造を詳しく学んでから(第5章)、主構造としてアーチやヴォールトのメカニズムを理解する(第6章)。次に付属的な工作物である床や天井、階段を構成する木工(第7章)、および壁面、床の装飾法あるいは構成法を学ぶ(第8、9章)。想像を豊かにすれば、第7章からは実際の現場で研修を受けることになるだろう。次に周辺の土木工作物と設備関係について学ぶ(第10章)。浴場に関する給湯、排水、暖房設備がここに入るのは、建築技術者として設備を学ぶタイミングがここなのである。最後に個別建築(ビルディング・タイプ別)を建てる上での注意事項が簡単に解説される。あとは現場で学んでくださいと言わんばかりである。


【目次】

第1章 地形測量術、グロマとコロバーテス
第2章 素材
第3章 大型の石材を使った構造
第4章 混合構造
第5章 規則的な目地をもつ組積造
第6章 アーチとヴォールト
第7章 木工
第8章 壁面装飾
第9章 床
第10章 土木工作物
第11章 住居および工房・商業などの建築、その技術と計画

内容説明

住宅や店舗、公共建築や神殿、土木インフラまで、その多彩な建造物の素材と架構、施工の技や術を詳細、かつ魅力的に絵解きする圧巻の書。

目次

第1章 地形測量術、グロマとコロバーテス
第2章 素材
第3章 大型の石材を使った構造
第4章 混合構造
第5章 規則的な目地をもつ組積造
第6章 アーチとヴォールト
第7章 木工
第8章 壁面装飾
第9章 床
第10章 土木工作物
第11章 住居および工房・商業などの建築、その技術と計画

著者等紹介

アダム,ジャン=ピエール[アダム,ジャンピエール] [Adam,Jean‐Pierre]
古代建築を専門とするフランスの建築史家・考古学者。1937年パリ生まれ、1965年エコール・スペシアル・ダールキテクチュール卒業、フランス国立科学研究センター(CNRS)の古代建築部門にて、ポンペイをはじめとする、古代ローマ、ギリシャ、エジプトなどさまざまな遺跡における建築発掘現場について研究を行う。1999年より古代考古学研究所パリ事務所所長、世界遺産・ユネスコ専門委員などを歴任。ルーヴル美術学校、シャイヨ美術学校、レバノン美術学院、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)、パリ・エスト都市・地域建築学校などで教鞭をとる

堀賀貴[ホリヨシキ]
九州大学教授。専門は西洋建築・都市史。1964年生まれ。1988年京都大学工学部建築学科卒業。1994年同大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程同上単位習得の上退学。博士(工学)、M.Phil(マンチェスター大学)。2012~2013年ケント大学ヨーロッパ文化・言語学部客員教授。イタリア、古代ローマ都市遺跡ポンペイ、ヘルクラネウムおよびオスティアでのフィールドワークを通じた古代住宅、都市城壁に関する建築・都市史的研究、特に考古学、文献学を考慮した社会文化的な古代ローマ住宅へのアプローチを重視する。「レーザー・スキャニング技術を応用した古代ローマ建築・都市に関する一連の研究」によって2019年日本建築学会賞論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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