出版社内容情報
ロースの建築空間の分析と解説を主軸とし、現地住人や弟子たちへのインタビューをもとに、ロースの人と空間とその時代を考察する。
著者は、現存するアドルフ・ロースの建築を訪ね、さらにアーカイブの図面資料から建築模型も制作し、その人と空間を考察する。
ロースが唱えたラウムプランをはじめ初期モダニズムの思想と設計手法に触れる。
目次:はじめに
1章:ロースの提案
ヨーロッパとアメリカの1900年/「装飾と犯罪」/白い壁の誕生/ラウムプランによる展開/ほか
2章:ロースの空間
空間としての住宅/増改築の可能性/集合住宅/住宅および商業施設のインテリア/ほか
3章:過去への眼差し、未来への眼差し
ロースに見る歴史様式/近代主義誕生の背景/社会への眼差し/今日への指針/ほか
あとがき
内容説明
「装飾は犯罪である」と唱えたアドルフ・ロース。ル・コルビュジェにも影響を与え、プレ・モダンの時代を駆け抜けモダニズム萌芽の契機をつくった建築家の、人と空間を探る。
目次
第1章 ロースの提案(ヨーロッパとアメリカの1900年;『ノイエ・フライエ・プレッセ』に始まる文筆活動;“カフェ・ムゼウム” ほか)
第2章 ロースの空間(作品の全体像;概観;空間としての住宅 ほか)
第3章 過去への眼差し、未来への眼差し(ロースに見る歴史様式;ロースの近代的建築家誕生に関する理解について;天使の向かう先 ほか)
著者等紹介
櫻井義夫[サクライヨシオ]
建築家、東洋大学名誉教授。1957年埼玉県生まれ。1981年東京大学工学部建築学科卒業、1984~86年ヴェネツィア建築大学、1987年東京大学大学院修士課程修了。その後、丹下健三都市・建築設計研究所、マリオ・ボッタ事務所、クリスチャン・ド・ポルザンパルク事務所を経て、1993年櫻井義夫+I/MEDIA設立し現在に至る。2007~23年東洋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ありんこ