出版社内容情報
ケアする建築は、ケアされる経験を通して、ケアする者になることを支援する空間である。ケアから建築を考える一冊。
「与えよ、さらば与えられん」私たちは誰もが空間を介して必要なケアを受け取る存在。
ケアする建築は、ケアされる経験を通して、ケアする者になることを支援する空間である。
思想と実践をとおして、ケアから建築を考える一冊。
ケアする空間、ケアする建築――掲載事例
須賀川市民交流センター tette
だいかい文庫
まちの保育園小竹向原/六本木
風のえんがわ
ブライアント・パーク/ザ・ハイ・ライン/南池袋公園
マギーズウェストロンドン/マギーズ東京
メディカルヴィレッジヨリドコ小野路宿
JOCA東北
ゆいま~る高島平
アルベルゴ・ディフーゾ・カーサ・デル・ファヴォーレ
三草二木 西圓寺
JOCA大阪
春日台センターセンター
内容説明
ケアと建築から社会を見る。私たちは誰もが空間を介して必要なケアを受け取る存在。ケアする建築は、ケアされる経験を通して、ケアする者になることを支援する空間である。ケアから建築を考える一冊。
目次
1章 ほどほどにほどく、ほどけてからまる「施設」
2章 つくるから使うへ、そして「使う」がつくる“利用縁”
3章 居場所をめぐる冒険
4章 “公・共・私”が解けるとき、あるいはその境界を越えていくとき
5章 個にして共、共にして個
6章 「弱さ」と「ケア」からはじまる
7章 文化と物語による世界の認知、そして社会の「適正な大きさ」
8章 “利用縁”をつくるために
9章 「ケアする建築」の展望、可能性と課題
著者等紹介
山田あすか[ヤマダアスカ]
東京電機大学未来科学部建築学科教授、博士(工学)、一級建築士。東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC1、PD)、立命館大学理工学部建築都市デザイン学科講師、を経て現職。主な賞に、日本建築学会奨励賞、2009、『医療・福祉施設における利用者本位の建築計画に関する一連の研究―環境行動、施設計画、制度と都市環境のスケールを縦断して』にて日本建築学会学会賞(論文)、2018、関東工学教育協会業績賞、2018など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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