出版社内容情報
設計、批評、研究、教育の現場で多大な足跡を残してきた建築家・富永讓。最終講義、主要論考、90年代以降の代表作に、槇文彦や伊東豊雄、妹島和世ら友人との対話をおさめた本書は、45年にわたる活動の総決算である。
内容説明
45年の回想・思索・実践。豪華ゲストを迎えた法政大学最終年度の対談シリーズ「モダニズムをめぐって」に加え、主要作品・論考を精選して収録。
目次
1章 モダニズムをめぐって(モダニズムをめぐって―私の遍歴時代;私の昭和住宅史―自邸をめぐる六〇年)
2章 建築論(『構え』論 その1;物の味方 ほか)
3章 作品―風景の生成へ1991‐2015(八幡厚生病院新本館棟;横須賀市救急医療センター・横須賀市医師会館 ほか)
4章 友人との対話(陣内秀信;妹島和世 ほか)
著者等紹介
富永讓[トミナガユズル]
建築家、富永譲+フォルムシステム設計研究所主宰、法政大学名誉教授。1943年奈良県出身。1967年東京大学工学部建築学科卒業、同年より菊竹清訓建築設計事務所勤務。1972年富永讓+フォルムシステムズ設計研究所設立。1973‐77年東京大学助手を務めたほか、東京藝術大学、日本女子大学等で教鞭を執る。2002‐14年法政大学教授。作品にひらたタウンセンター(2003年、日本建築学会作品賞)、エンゼル病院(2004年、医療福祉建築賞)、成増高等看護学校(2006年、2008年日本建築学会作品選奨)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。