出版社内容情報
宗教伽藍の回廊をとりあげ、その造形の美しさ、生成の歴史を解説する。日本の寺院・神社、西洋・中東の修道院・モスクの回廊を取り上げ、その建築空間の比較、宗教的空間構成の特徴にも言及する。
内容説明
西洋と中東の宗教建築では「修道院」「モスク」をとりあげる。それぞれに回廊のある建築空間は地中海沿岸で誕生している。回廊を通して、日本の現代建築空間との比較、宗教的空間構成の特徴にも言及。魅力あふれる回廊空間とその変遷を紐解くとともに、その背景にある歴史とロマンに秘められた壮大なまでの文化回廊にふれる。
目次
第1部 寺院・神社の回廊(寺院における回廊;神社における回廊;日本型回廊の特徴と意味;日本型回廊と現代建築)
第2部 修道院・モスクの回廊(修道院における回廊;モスクにおける回廊;修道院・モスクにみる回廊の特徴;修道院・モスクの回廊から現代建築へ)
著者等紹介
峰岸隆[ミネギシタカシ]
1945年群馬県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程(建築設計理論専攻)修了後、内井昭蔵建築設計事務所を経て建築設計活動と設計教育に従事。大阪工業大学建築学科教授(博士・工学)として教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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