内容説明
イタリア・ルネサンス発祥の地、古都フィレンツェ。ユネスコ世界遺産に指定されたこの都市を三つの視点から、街がもつ本当の豊かさ、奥深さとは何かを探る。
目次
第1部 都市CITT`A(都市の成り立ち;広場で過ごす時間;ポンテ・ヴェッキオとヴァザーリ回廊;ロッジアの空間)
第2部 住宅CASA(中世のカーサ・トッレ;ルネサンスのパラッツォ;フィレンツェの住宅事情;メディチ家のヴィッラと庭園;田園の楽しみ方)
第3部 再生RESTAURO(フィレンツェの今)
著者等紹介
黒田泰介[クロダタイスケ]
1967年東京都生まれ。1991年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1992~94年伊政府給費留学生としてフィレンツェ大学建築学部都市・地域計画学科に留学。1995~98年M.カルマッシ建築設計事務所(フィレンツェ)に勤務。2000年東京芸術大学大学院博士課程修了。2007年フィレンツェ大学客員研究員。現在、関東学院大学工学部准教授。専門は建築計画、再生計画(レスタウロ)。博士(美術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
374
著者は建築計画、建築史の専門家。内容はフィレンツェの建築物に特化する。フィレンツェはもともとはフロレンティアと呼ばれ古代ローマ都市として誕生した。現在その面影をかろうじて留めるのがサンタ・クローチェの円形競技場街区である(中世に住宅に改築)。この街にも聖と俗それぞれのシンボルがある。サンタ・マリア・デル・フィオーレトパラッツォ・ヴェッキオである。街中には数々のルネサンス様式をはじめとしたパラッツォがあり、もう町中が文字通り博物館の様相を呈している。あの狭い街路に車さえ入ってこなければどんなにいいかと思う。2021/01/29
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